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無法学園
官能リレー小説 - 同性愛♂

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無法学園 73

彼らの前を歩いて行き壇上に立つ。
「え〜、おはようございます。警視庁の松下といいます。去年も参加して知っている子もいますがこれから皆さんには私たち警察と協力して街にいる変質者を捕まえてもらいます」
「はい!」
子供たちの元気な返事が返ってくる。
「このあと寮に戻って荷物を持って校庭に集合。バスに乗って駅または空港に移動し全国各地に君たちは移動してもらい明日の朝から1ヶ月囮として働いてもらいます」
「………」
「バスに乗る際、君たちには活動資金として一人1万円が渡されます。映画館や市民プール、温泉施設などの入場料はそのお金を使ってください。昼食代もです。朝と夕食は一応警察が用意した宿で提供されます」
「はい」
「そして1ヶ月後成績が良かったものは美波ママのお店に行くことができます」
「…よっしゃぁ」
後ろの方にいる高校生や中学生が歓声を上げる。
松下はまるで会員さながらに、値踏みするかのような視線でオチャラケタ少年たちを壇上より見つめる…
どの子も某芸能事務所のアイドルようなイケメンばかりだ…

校長の野郎…こんな上玉ばかりを揃えやがって…
ちゃんとこの世の中で、生き残る術を心得ていることが憎ったらしい…

「いかがです?OBでもある松下さんが興味を持ちになった子がおりましたら、1プレーなさっていっても構いませんよ…」
壇上を下りると、いかにも人懐っこそうな若い教師が小声で言う…

「いや今日のところは…職務中なんで遠慮させてもらうよ…」
体よく断りはしたものの、実のところ松下は少年との経験は無かった…
地下で開拓された受け側の身体の為か、自分が攻める側に回らねばならないだろう少年を、どこか敬遠してしまうのだ…

松下が出て行くと生徒たちも移動を開始する。

「あ、あの。すいません」
小学生の男の子が高校生の男の子に声をかけた。
「何かな?」
「さっき言ってた美波ママの店ってなんですか?」
「歩きながら話そうか」
「美波ママのお店は僕たちみたいな男の子が大好きな女の人がいる大人のお店だよ」
「ここではどう頑張っても男の人としかエッチができないからね」
「美波ママのお店は僕たちが不満を爆発させないためのお店なんだよ」
周りで話を聞いていた子が口々に説明する。
「今回みたいに警察に協力する以外にもクラブや部活動でいい成績を出せば連れて行ってくれるんだ」
「そ、そこでは何をされるんですか?」
「基本的にはフェラだけ」
「フェラだけですか…」
「ただ、内緒ねって言ってパイズリされたりお尻に指いれられたり、おっぱい吸わせてくれたりする」
「女の人の中に入れたいと思うなら今回だったら3人ぐらいは捕まえないとダメだね」

「で、これ重要。さっきあの警官夏休みの宿題のこととか言ってなかっただろ?1ヶ月丸々囮に使って宿題してなかったら残りの日数的にかなり厳しいだろ」
「美波ママのお店に行くのは夏休みの最終日なわけだけどその時夏休みの宿題を提出しないといけないの」
「それがお店に行くための条件だって言ってね」
「俺、変質者2人捕まえたけど宿題終わらなかったからってお店に連れてもらえなかった奴知ってる」
「お前ら夏休みの宿題を持っていくの忘れんなよ」

そうして生徒を乗せたバスは焼き付ける太陽の下それぞれの目的地へ向けて走り出した。

「松下…聖…司…」
バスを見送る松下を見て、会員のオトコはボソリと呟いた……

「お前、何ニヤついてんだよ?…お前のポリ公好きは、ある意味病気じゃね?」
そういって隣の席から、無遠慮に男の股間を握ってきたのは、地下好きの常連客の男だった。

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