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無法学園
官能リレー小説 - 同性愛♂

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無法学園 64

そんなわけで夏休みの期間中は先生とのセックスはグンと減少するが会員や生徒同士のセックスが急激に伸びるのだ。
学生の間ではそれを『夏休みデビュー』という。
そのほとんどが小学生だが転校してきた中・高校生も多い。


・・・・・・・

夏休みになり会員の注文がどっと増えると、学園内は慌ただしくなった。
傍から見れば爽やかに部活動に明け暮れるゆったりした休み期間に見えるが、裏の活動はそうはいかない。
毎日30件以上、多い時には50件近い注文が殺到することもある。
政界などのお偉いさんが利用するのもこの時期が多い。
加えて新会員の申し込みなども重なり、全教職員、橋田や柳沢も例外なくてんてこ舞いになっていた。
そのため橋田はなかなか一輝に手を出せずにいた。
たまに一輝を呼び出しレイプまがいのことをしているが、なにせ時間が足りなかったのだ。

そしてその日もドタバタで、一日の仕事を終え校長室。

「やれやれ、柳沢君、橋田君、本日もお疲れ様でした。」
「「お疲れ様です」」
「とりあえずは”国”からの視察も終わったので一安心といったところですね。裏の仕事も順調。君たちのおかげです」
「「ありがとうございます」」
「さて、明日は新会員希望の方が一名来られるとか…」
「はい、こちらです」

柳沢が資料を広げた。


「ふむ…」

原口克則、36歳。職業なし。

「これは…」
「俗にいうニート…ですかね。高校中退後、定職にはまだ1度も就いていないとか。」
「会員費は親を脅して出させたとか言ってましたね」

橋田がイラッとしたような口調で言う。橋田にとって典型的に嫌いなタイプだった。

「校長、これはいくらなんでも会員には出来ないでしょう。」
「私も橋田に同感です。例え会員にしたとしてもこれから先の料金を支払えるとは到底思えません。親もいずれは見放すでしょう」

柳沢も同じような口調だった。

「なるほど確かに…。…ですが…」

校長が指差した欄には本人の嗜好が書き込まれていた。


「私たちも人の事は言えませんが、この方はなかなか良い趣味をお持ちのようです。この方にはぜひ少年を1名お任せしたい」
「え…で…ですが!」
「まぁまぁ。会員にするとは一言も言っていません。この方には条件付きで一度きりの体験をさせて差し上げましょう」
「条件…ですか?」
「一部始終撮影させていただきましょう。監視カメラなどではなく、本格的な機材でね。」
「なるほど…映像として商品にするわけですか。」
「そうです。一度きりのね。」

そう言うと校長は唇の端を吊り上げたのだった。


翌日、その男は校長と向かい合い説明を受けていた。
薄く、散らすようにぼさぼさに広がる髪。濃いめの髭は何日も手入れされていないようだった。
口臭が向かい合う校長に届く。脂汗で光る額と腕。
お世辞にも好青年とは言い難い男だ。


「…と、言うわけでして、残念ながら基準を満たされていないので会員様には認定できません。
ですがせっかくの御縁ですので、先程申しましたように一度だけいかがでしょうか?」
「はいっ!もちろんお受けします!会員は残念だけど、一回でも可愛い少年と体験できるなんて最高ですw」
「撮影の方も了解いただけますか?」
「ええ全然構いません!あ、そのDVD僕も貰えるんですか?少年と愛し合っている姿を残せるなんて素敵だな〜ww」
「申し訳ありませんが映像をお渡しすることは出来ないのです。」
「そうなんですか〜…、まあいいや。」
「話によればアイドルがお好きだとか…」
「ジャ〇ーズの●●君推しですネ!画面越しに毎日愛し合ってます!僕の嫁ですw
握手とかもしたことあるんですよww」
「うちの生徒にお好みの子は居ましたか?」
「中等部2年、三上一輝キュン!!!wwwwwサイコーっすwwww●●君そっくりじゃないですか!!」

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