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無法学園
官能リレー小説 - 同性愛♂

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無法学園 7

「あ、あぁ、キミは下ネタ苦手か。すまないな。」
「あ、いいえ、こちらこそ…アハハ」

とりあえずジョークということで流しておく。
しかしこの少年、謝った後にも笑顔を忘れない。本当に『良い子』だ。

島田は辺りを見回し考える。
このままいきなり押し倒してもいいが、記念すべき初体験だ(少年相手に、だが)。
ゆっくりじわじわと責めることにしよう…。

「…あ、そうだ、そこにマットが積んであるだろう?あの奥の壁との隙間にさっき鍵を落としたんだ。
でも俺の体格じゃ腕とか太くて取れないんだよ。だから取ってくれないか?」

島田は咄嗟に思いついたことを言う。
もちろん鍵など落としていないし、普通に考えればマットを退かせば済むこと。
色々矛盾している、言い訳のような発言だったことに自分でもすぐに気付いた。

(もちっと考えればよかったか…)

「あ、はい!分かりました。僕が取りますよ!」

返ってきたのは爽やかな返事だった。
五十嵐はまったく疑いもせず素直に信じている。

「この奥ですか…?」

五十嵐はマットに上がると、壁際の数センチの隙間を覗きこんだ。


「あ、ああ。その辺だった…かな」

「えーっと…暗くて…鍵みたいなの見えないなぁ…」

五十嵐は手を差し込み、無いはずの鍵を探し始めた。

(ユニの隙間からアンダーでも見てやろう)
そう思って島田はマットに上がらせたつもりだったが予想以上だった。股間に電撃が走る。
それもそのはず、五十嵐は正座のような形から腰を浮かせて手を差し入れているのだ。
そう、尻を突き出すような格好になっている。しかも島田の目の前に。

薄い生地の奥にくっきり浮かび上がるアンダー。そしてふぐりの形も見え隠れしている。
香ってくるのはちょっぴり汗臭い少年独特の匂い。誘うかのようにたまに揺れる腰…。

いくら冷静になろうとしたところで、こんな状況になっては理性など欠片もなく吹き飛んだ。
島田はその眺めをしっかり焼き付けながら言った。

「五十嵐…」
「はい?」

五十嵐は探すのをやめずに答える。

「…修って呼んでいいか?」
「はい?…いいですけど…」

五十嵐の腰の揺れが止まる。


「…あれ、でも僕、下の名前言いましたっけ?」
「ああ…さっきな。修…」

五十嵐は(そうだっけ?)と考え、探すのを中断した。
ふいに隣に島田が上がってきた。

「ほら、もっと探してくれよ、修…」
「あ、はい、すみません」

再び探し始める五十嵐の隣に密着していく島田。

「もっとこっちだろ…」

わざとらしく言うと、五十嵐に覆いかぶさるように覗き込む。
すぐ真横には汗の匂いの少年の顔。

島田は少年の細い腰に両手を当てた。

「えっ?」
「もっと体を前の方へやった方がいいかもな…」
「は、はい」

その手は少年の身体を押すように動く。やがて背中や臀部の方へ、明らかに違う動きになっていった。
五十嵐もさすがに、覆いかぶさって顔を近付け異様に身体を触ってくる男を変だと思い始めた。

「あっ、あの…」
「ん?」

島田の撫で回しは収まるどころか動きを増していく。
背中に回された手は腋から胸の方へ、尻へ回された手はだんだんと太ももの付け根へ。

「ちょっ、あの、やめてもらえませんか…?」

遠慮がちに抵抗し始める五十嵐。しかし島田の理性はもう残っていなかった。



「修…すげぇよお前…」
「んっ!!」

突然、島田は五十嵐の顔を引き付け、その汚れを知らない唇に自分の唇を押し当てたのだった。

一時の沈黙。島田には何分にも何時間にも感じられた。
少年の柔らかな唇をやっと奪えた。
今まで生きてきた中で。人生で初めて。
この特殊な性の対象に、やっとありつけたのだ・・・。
なんて甘いのだろう。なんて美味しいのだろう。
もう…離しはしない。

「なっ、なんで…っ」

唇を離すと、驚き戸惑う少年の顔がそこにあった。
そしてゆっくり距離を取ろうと離れていく五十嵐。
しかし島田はその身体をグイッと引き寄せた。


「やっ、やめて、やめろっ!!」

そこからは本当に一瞬の出来事だった。

まるで獲物に襲いかかる肉食獣のように、島田はその少年を組み伏せていった。
手足をばたつかせ必死に抵抗する少年。
鍛えている島田にとってたいしたことはなかったが、少々煩わしい。
落ちていたロープ(大縄跳びなどで使うものだろう)を拾い上げ、まずは少年の両手首を頭の上で縛る。
さらにそれをマットの取っ手のようなところへ通しきつく結ぶ。
これでこの少年は両手をマットに固定されたことになる。
続けて両足首を縛ると、その足の上に馬乗りになった。

「ふ、ふざけないでください!やめろっ!!やめてください!!!」

悲鳴にも似た声を張り上げる五十嵐。
仰向けに縛られ、必死に上半身を起こそうともがく。
島田は五十嵐の太腿を撫で回した。

「すべすべだな・・・けど筋肉は付いてる。たまんねえ。」
「誰かっ、先生ーーーーっ!助けてください!!!!!!!!!!!」
「ここもすげえ膨らんでる。誘ってんのかよ。」

五十嵐の股間をユニフォームの上からガシッと掴んだ。

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