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無法学園
官能リレー小説 - 同性愛♂

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無法学園 45


とは言われてみたものの、宮本は怪訝な顏で芋虫状のソレを見つめた。

確かにそうでないと言われればそうには見えず、どこか安心してソレを戻すが、少年の身体の熱で次第に溶け始めたその紅色は、確かに何かの肉だった。
次ぎの瞬間、宮本は硬直した。

込み上げてくる急激な吐き気に口を押さえ、宮本は席を立った。
椅子が倒れ、その音で皆の視線が一斉に集まった。

校長は薄ら笑いを浮かべながら、精液で割ったワインを口に含み、先程口に入れた陰嚢をクチュクチュと音を立てて飲み込んだ…

「く、狂ってる……」

宮本は小さく言葉を吐き捨てると、テーブルを離れ、全速で出口に向かい走った…

しかし広間中央で細い身体にタックルされ…脚が縺れ倒れた…
見覚えのある顔…
一也だった…

壁際に整列していた少年たちも次々に宮本を取り押さえた…

シャツを剥がされ…
  ズボンを下ろされ…
    トランクスは複数の手によって破かれた…

抵抗も虚しく、次第に意識が朦朧としていく…
そして、アナ○に激痛を感じた瞬間………宮本の意識は完全に飛んでいった。

「よろしいんですか?校長・・VIPをあのような・・」
黒服の男がぼそりと言う。

「所詮彼はVIPとは名ばかりの落ち目の画家・・この先VIP扱いしたところで、そうは絞り出せはしない。」
「はあ・・」
「それよりも、盗撮した画像をネタに頂くものは根こそぎ頂いた方が、賢いやり方だとは思わんかね?」

「は、はい・・それであの肉片は、本当に井上大輔と栗原昇のモノなんですか?」
「おいおい、よく見てみろ・・あれは鳥の臓物だぞ。田村の芸術作品と言っていいな。
井上大輔は置いとくとしても、栗原昇は特Aの少年だぞ。
そうやすやすと、女などにして溜まるか・・」

校長はニヤリと笑い、黒服の尻を撫でた。

ショタ趣向の強い校長に、この学園出身者であるこの黒服の男が尻を触られのは久方ぶりだった。
それはとても懐かしく、高揚する程に嬉しくもあったが、あの時分と違い、大人に成りすぎた自分の身体に、口惜しさも感じた。

そんな郷愁の思いに駈られながらも、黒服は聞かずにはいられなかった。
「このような会を…なぜ開かねばならなかったのですか?」
身を捩りながら校長に向かい口を開いた。

「奥のテーブルを見てみろや…」
「あれは…新進気鋭のアーティストの…」
マスコミでも担ぎ上げられるその男は、前総理の息子だった。

「ああ、彼の作品を宮本が美術書で酷評したそうで…彼の父親はご立腹だったんだ…」
「ならば…彼に宮本様の無様な姿を見せる為に、宮本様を男の道に誘い込み、この夕食会を催したというのですか?」
「私はただ、彼らの役に立ちたかったんだよ…」

(それって、金の為だろ?校長も校長なら、父親も父親だ・・)
黒服は心中でそう思いながらも、それを飲み込むしかなかった。

それでも奥のテーブルの男は、校長が言っていた通りに、宮本が少年たちに犯され姿を鼻の下を伸ばし、満足そうに見ていた。

狂気の宴から1ヶ月後

コンコン
「失礼します」
「おはようございます、鬼頭先生」
「おはようございます、校長」
「さて、新学期が始まって随分とたちますが鬼頭先生が受け持つこの生徒…」
「はぁ、冬樹歩ですね」
「度重なる授業妨害、寮生活における規則違反、それに伴う呼び出しをことごとく無視し今回のテストは学年で下位です。この学校はエスカレーター式ですので成績は低くても進級できますが限度はありますし、後ろ盾があるとはいえそろそろ犬が臭いを嗅ぎに来る時期なんですよ」
「では処分は」
「彼には一月の猶予を与えます。更生出来なければ退学ということでお願いします」
「わかりました。それと遠野ですがもう1月ですからねさすがに飽きてきたところです。私は長いですからねここにきてやはり子供の喘ぎ声と悲鳴の方が心地よく感じるんですよ」
「一応更生が目的ですからね。ただ無理だと判断したら報告をその時にはかわいそうですが徹底的に調教を施します」
『冬樹 歩 度重なる授業妨害・寮規違反を犯し、再三にわたる呼び出しを無視したため学校側はこのものを退学・除籍処分とすることを決定する ただし、規則によりこの者に一月の更生期間を設ける』

「おい!鬼頭どういうことだよあの張り紙」
「鬼頭先生だ、別におかしくはないだろ?これまでのお前の行動を考えれば」
「俺、この学校からいなくなったらどうなるんだ?」
「どこかの児童施設行きで中学校までは義務教育で行くことはできますが今と違い高校には行けませんそのまま社会人として働くことになりますね」
「ということで先生はこれから一月冬樹君を更生させるために別室で勉強を受け持ちます、その間中等部の体育教師の遠野先生が皆さんを受け持ちます」

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