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無法学園
官能リレー小説 - 同性愛♂

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無法学園 35



「会員様の言うことは、絶対だと教えたよな…」
大西の声が低く響く。

「はぁ……はぃ…」
余程こたえているのか、か細い声を上げる栗原昇…
それに反して、五十嵐修は黙って大西を睨みつけてくる…

(ちっ…後輩に犯されたくせに、強情な奴だ…)

修の股間を見ると蜘蛛に噛まれた箇所が赤く腫れている。
鎖から解放されてから掻き毟ったと見えて、爪後が可愛い亀頭に幾つもの赤い線を残している。

宮本は何かを思いついたようにニヤリと笑うと、股間にシャブリ着いている一也を振払い、修の元に歩み寄る。

「痒いんだろ?」
「く、くれよ・・薬、くれよ」
修は股を寄せ、股間を隠すように、大西に向かい震える手を差し出す。

大西は薄ら笑いを浮かべながら、塗り薬を指に取ると・・
その指先を井上大輔のアナ○に塗り込んだ。

「うぁ!?何を!」
声を上げる井上大輔を無視し、大西は眼をいっぱいに開いた修に言う。

「五十嵐修、こん中に痒いトコ突っ込まないと、3日3晩はその痒さに苦しまされるぜ…」

大西はチューブに入った薬総べてを、井上大輔のアナ○内に塗り込んでいった。

「そ、そんな・・」
幾ら痒みを押さえる為とはいえ、後輩の井上大輔の尻の穴に自分のちん○を入れるなど、そんなことが出来る訳がないと修は思った。
現に、栗原昇に犯された自分の尻の中は、今でも痛みが残っている。
それに、昇のように強制的に男の穴に突っ込まされたのならば諦めもつくだろうが、大西はあくまでも修が自分の意志で大輔の中に突っ込むように促しているのだ。

「で、出来る分けない・・」
そう呟いたと同時に、横から昇が修の竿を握り締めてきた。

「五十嵐先輩、入れてください。大輔の中に入れることで先輩の痒みが無くなるなら、遠慮はいりませんよ。」

「ちょ!ちょっと待てよ!昇!」
慌て声を上げる井上大輔など無視するかのように、栗原昇は修のちん○の先端を大輔の入口へと誘導した。


それは修の本望では無いにしろ、心の何処かでそれを期待する自分は確かにいた。
数週間前に体育倉庫で無理矢理に身体を開かれて以来、アナ○には休み無くディルドを入れられ、今ではソコで感じるようにもなっていた。
3つも年下の昇を受け入れた時ですら、そのぺニ○を前立腺に擦りつけようと、知らず知らずに、自ら腰を振った程だったのだ。

そんな自分に、清廉潔癖な修が憤りを感じ無い訳はなかった。
痒みを抑えるとは別のところで、そんな女のようになってしまった自分の身体を払拭し、ちゃんとぺ○スだけの快感でイケルということを確認したかった…

修は…“男”になりたかったのだ…


「これはこれは・・」
VIP会員の宮本誠一郎はスケッチブックの手を休め、3人の少年たちをまじまじと眺めた。
鎖に繋がれた肥った井上大輔を犯そうとしているのは、反抗的な野良猫とも思える五十嵐修という少年。
そのスポーツ少年特有のしなやか躯は、脂肪を余らせた井上大輔とは対照的だった。
そしてこちらに背を向けて五十嵐修を促している栗原昇の尻は、プックリとした桃のように形よかった。

部屋の隅に目をやると、この学園で校医として勤めているという大西拓也というインテリ風青年が、まだ毛も生えていない青野一也という少年から、再び口内性交を受けている。

宮本誠一郎は生唾をごくりと飲み込む。
そして自身に目を落とす。
それは明らかに昂っていた。
そんな趣味は持ってはいないと思っていただけに、それは宮本にとって意外なことだった。
現に、今まで何百人という青年の裸をデッサンしてき、中には勃起した姿を描いたことすらあったが、それでも自身は昂りはしなかったのだ。

宮本はそんな自身に戸惑いながらも、頬を厭らしく上げ、ニヤリと微笑んだ。

「いかがです?宮本様も参加なさっては・・」
背後からの遠野の声に、宮本は一瞬ギクリとする。
熱中する余り、戻って来たのも気づかなかったのだ。

「いや、私は・・」
宮本は高揚しながらも、言葉を濁らす。

「躊躇することはありませんよ。男の性は単純なものです。
気持ちよかったら、射精する・・ただそれだけです。」

「そんなもんですかね?」

「はい。現代人はモラルとか常識に縛られ過ぎるんです。
あそこにいる五十嵐修だってそうです。
前立腺を弄られれば、男色の気がない男だって勃起する、当たり前のことです。
それに緩い女の膣よりも、締まった男のアナ○に入れた方が気持ちいいに決まっているんです。
一度男の味を覚えると女では物足りなくなる・・古来から言われていることですよ・・」

遠野は捲し立てるように一気に話すと、チラッと大西の顔を伺った。
大西は遠くからニヤッと笑い、軽くウィンクして見せた。

言葉の総べてが、インテリである大西からの受け売りだった。

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