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無法学園
官能リレー小説 - 同性愛♂

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無法学園 33

「それではご案内いたします」
「お願いします。遠野先生」
「それでは私はここで」
「はい、また今度」

短い社交辞令を交わし地下へ
部屋に着くと相方も少年を連れて来たところだった。
部屋に入った遠野が目にしたのは五十嵐のあられもない姿だった。
自分のいない間、鎖を操作して吊り上げられアナルに抱き抱えられた栗原のペニスが入れられ樋口の腰使いで二人が声を上げる。
栗原の体が震え樋口が嫌らしい笑みを浮かべる。
引き抜かれたアナルからドロッとした精子が流れ白い糸を引く。

『ゴホっ・・』

その光景を見た宮本誠一郎は眉を傾げ、咳き込んだ。
少年ならまだしも、樋口泰夫の肥えた身体は醜く、美意識の高い宮本には見るに耐えなかった。
そもそも宮本は、自分の描く試写体においての新天地を求め、ここに来たのだ。

20代前半でミラノで名高い賞を取り、世界的に注目されたその名声は、10年以上経った今でも、世間から忘れられることは無かった。
それに伴い、宮本が一筆振るうだけで、その絵は数百、数億という値がついた…
しかしその名声と実力が比例しているかと言えば…そうでは無かった。
要するに芸術を見る目など、一般的な人間は持ち合わせてはいないのだ…

それでもそれを認めるのは、宮本は怖かった。
試行錯誤の末、新しい素材として行き着いたのが、裸男だった。…
それは中世紀に多く描かれた宗教画のような裸男ではなく、何処にでもいそうな肉付きのいい少年…
その少年がケツを犯されながらも自身の勃起から、汁を吹き出す…
そんな衝撃的な光景を発表してこそ、新たな自分を世間に発表できると、信じているのだ…

「はぁはぁ、疲れた。さすがに重いな。昇、悪いが少し休ませてくれ」
昇のアナルから自身の一物を引き抜き床にドカリと腰をおろす。
解放された栗原も息が上がっていた。
「昇君、大丈夫?」
「大輔君、君もここに?」

「二人は知り合いなんですか?」
ようやく樋口の姿にも慣れ校医に耳打ちする。
「ええ、クラスメートですよ」
「そうですか、彼もいいですね時間があれば彼も…」
最後は小声でぶつぶつとつぶやき自分の世界に入ってしまった。
『おやおや、自分の世界に入ってしまいましたか、だから芸術家は…。いや、私は自分の仕事をしましょう』
リモコンを操作し天井から鎖が落ちてくる。
「さぁ、井上君きみはこれから宮本様のために働いてもらいますよ」


「いかがでした?樋口様」
遠野は汗で濡れた樋口泰夫の身体をタオルで拭きながら微笑んだ。

「そりゃー最高ですよ。昇もいいけど今度は五十嵐修に、直に入れるぞ。」
遠野の手が一瞬止まる。
それでもそれが無かったかのように、笑顔を向ける。

「それは五十嵐も喜びますよ。ところで樋口様好みの少年が別にもいますが・・」
「ど、どんな子だぁ?」
「はい、つい数時間前に鉄棒で遊んでいて、初精を向かえたばかりです。」
遠野は樋口に向けiPadを差し出す。

「どうです?今からですと、まだ予約は入っておりませんが・・」
「う・・うん。。」
樋口は画面を見つめたまま、何度も頭を上下に振った。

「それでは地上に御案内致します。ちょうど廃棄物置き場が空いておりますので・・」

遠野は校医に向け軽くウィンクして見せると、樋口泰夫を地下から追い出した。

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