無法学園 4
ティシュペーパーは直ぐに先走りを含み、その芯をなくしていた。
一旦画像を一時停止すると、スーツを脱ぎ捨て、全裸となる。
ジムで鍛え上げられた、陽に焼けた若い肉体が、暗い窓ガラスに写っていた。
島田はそれに向かいポーズを取る。いつも癖だ。
自分で見ても惚れ惚れする裸体・・・逞しく聳え勃つ男根・・
この部位を愛した男は数知れない。
学生時代は、これで金を稼いだ時期もあったのだ。
それでも島田は満たされることは無かった。これまで、一度も・・
自分の愛する対象は・・そこにはいなかったのだ。
停止された画面の堀本隆人は、涙を流していた・・・
眼から・・・そしてペニ○先端からも・・・
島田は再びPCの前に腰を下ろすと、再生を続けた。
涙を流し必死に抵抗をする少年の姿とは裏腹に、無理やりに立ち上げられたペ〇スから溢れる液体。
その幼い獲物に次々と襲いかかる獣のような男たち。
画面の中では、言葉に出来ないような激しく残虐な行為が行われていた。
島田の手の動きも速さを増し、その映像の男の射精とともに、逞しい男根から白濁を噴射した。
一日に2回目の射精。こんなに気持ちの良いオ〇ニーはどれくらいぶりだろう…。
放心した島田は座椅子にもたれ掛かり、天井を向き目を瞑り…余韻に浸っていた。
熱が冷めた頃、ゆっくりPCを覗くと動画再生は終わっていた。
「あ、やべ…」
せっかく用意していたティッシュペーパーに収まりきれず飛び散った精液がテーブルに付着していた。
笑みを浮かべふき取り、部屋着に着替える島田。窓を開け、夜風に顔を当てる。
大声で笑いだしたい気分だった。
ついに自分にも、夢にまで見た時が訪れるのだ。
画面越しにしか見たことが無く、架空の存在だった行為が…ついに。
金ならある。手当たり次第に食い尽くしたい。
夜空を見ながら島田は決心していたのだった。
・・・
数日後、島田は休みに合わせついに買い物を始めた。
生徒名簿を吟味し、今の気分に合った子を選択し、そして購入ボタンをクリックする。
島田に緊張が走った。数十秒後、突然携帯電話が鳴り響く。
「もしもし…、あっ、えーと、会員ナンバー△△、島田匠です」
通話を始めるや否や、一方的に島田は話した。
「音声確認中。認識、照合までしばらくお待ちください。」
機械的なアナウンスの後、しばらくの沈黙。そして話し声が聞こえた。
「お待たせいたしました。島田様。」
「あ、はい…」
「購入受け付け完了です。日時はいかがなさいますか?」
「今日、これから頼みたいのですが…」
「了解いたしました。学園内でということですので、こちらに来ていただくことになります。何時ごろになります?」
「え、と、今から向かいますので1時間後くらいに…」
「了解しました。では、13時頃、ご希望の生徒を確保できるよう手配しておきます。」
「お願いします。」
「様々なシチュエーションが無料オプションで追加できますが、ご希望はございますか?」
「あー…その、この、【体育倉庫】とは…?」
「体育倉庫でプレイできます。皆様よくマットや跳び箱の上でお楽しみいただいています。」
「あ、じゃあこれで…」
「生徒の自由は制限しておいたほうが宜しいですか?眠らせたり縛り付けておくことも出きますが。」
「いや、その辺は自分でやってみます」
「かしこまりました。では、ご来園お待ちしております。」
通話を終わらせた島田は手早く準備を済ませ、学園へ車を走らせるのだった。