無法学園 27
その少年は強い眼光で遠野を睨んではいるものの、顔を仄かに赤らめ身体を振わせていた。
『?・・・』康夫は不思議に思い遠野を見る。
遠野はジャージのポケットに左手を突っ込み、何かをモゾモゾと動かしている。
ウィ〜ウィ〜ンと聞こえてくるモーター音・・
それは眼下でシャブる、一也君から聞こえるものとは違った。
康夫は再び五十嵐を見た。
サッカーパンツの光沢生地が揺れている・・・
その尻部分が突っ張り・・それは明らかに振動している。
康夫は納得した。
五十嵐も一也君同様にアナ○にバイブを突っ込まれ、遠隔操作により遠野が動かしているということを・・
「……うっ……」
五十嵐の喘ぎとも思える声が響く。
確かにサッカーのユニフォームは、鍛えられた伸びやかな肉体によく似合っていた・・
ビジュアルでいうと、栗原昇の方が数段に可愛くはあるが、こう言った普通の少年の方が、愛好者にはモテルかもしれないと康夫は思った。
「……くっそぉ……」
五十嵐の小さな毒突きが康夫の耳に届く。
と、同時に股間に蹲っていた一也君がスクッと立上がり、五十嵐の前に歩み寄った。
・・?・・
ガシッ!!
一也君は踵で五十嵐を蹴り倒し、その股間を踏み付けたのだ。
「ふフッ…カッコ悪いですよぉ〜五十嵐のお兄ちゃん…」
あどけない表情でそう言いながらも、一也君は五十嵐の両足を抱え上げ、電気アンマしていた。
「人間って、必ずSかMかに分類されるらしいですよ。
そう言った意味では一也は完全にSで、五十嵐はMなんでしょうね…」
遠野がボソッと言う…
五十嵐がM…?
半信半疑で電気アンマを受ける五十嵐を見た…
それは確かに遠野の言っていることは正しいと思えた…
五十嵐は首を拘束されているとは言え、その手足は自由だ…。
反撃しようと思えば幾らでも反撃出来る筈だった…
しかし五十嵐はそれをする事無く…只、小2の一也君からの恥辱を受け入れているだけだったのだ…
「くぅぁ!!」
五十嵐修は両目を硬く閉じ、その痛みを耐えていた。
それは電気アンマを受けるペニ○だけではなかった。
前から股間を押さえつけられる為に、アナ○に入れられたバイブが床に押され、より一層に奥ヘと入ってくるのだ。
「やぁ!やめろぉ!」
あの日から排便以外の時は絶えず入れられているバイブ…
その大きさも、当初では考えられない程に巨大化していた。
ヤダ…こんなの…
そう心では思いながらも、五十嵐修の股間は7つも歳下の青野一也の足の動きに合わせて、確実に反応していた…
それはそれを待っていたかのようでもあり…
もっとの恥辱を待ち望むかのようでもある…
遠野はポケットの中から自身をぎゅっと握り締める。
五十嵐修の勃ちあがる突起・・
ユニフォームパンツ越しではあるが、それを見て興奮せずにはいられなかったのだ。
そうでなくては・・・と目を細める。
そうであってこそ、五十嵐修は遠野の趣向に合致するのだ。
当然、青野一也のように自ら進んでペニ○にしゃぶりつき、その年令に反してS気を持った少年を好む会員も多かった。
しかし、遠野の趣味はあくまでも男同士のセック○に抵抗を持ち、それでいながら身体はそれに逆らえない・・・そんな少年に引かれるのだ。
その上、五十嵐修の意識の根底にあるM気質・・
それを引き出すことこそが遠野の悦びであり、調教のしがいもあるというものだった。