無法学園 22
可愛らしく先っぽだけピンク色が覗かせている。
いっちょまえに硬くなってしっかり天を差している。
柔らかな袋はローターに合わせ時折震えていた。
付け根には先程まで産毛が生えていた。今は数か月前のようにツルツルになっている。
これからだんだんと大人へ変わるんだなぁ。
果実はだんだん頭を出し、付け根にはまた柔らかな陰毛が生えてくるんだ。
そうなる前の貴重な瞬間なのだ。今のこの少年は。
男として精を吐き出すことをやっと覚えた少年。
貴重だ。
男として生まれ、長い人生の中でほんの一瞬だけのこの素晴らしい瞬間の時。
そんな少年をモノに出来る!!夢だった!!
康夫は先程までと打って変わり、行動や口調が荒くなっていった。
「せんせ・・・やめてください・・・」
「昇、どうなんだあ?気持ちいいの?!ん?こっちもか?」
ニップルクリップをぐいと引っ張る。
「いっ、たぁああ、やめてっくださいっ!!」
「これも立派な検査なんだよ昇!男なら胸を鍛えなくちゃいけないのにこんなに弱くてどうする!!」
「ひゃ、ぅあああっ!!!!!」
そしてア〇ルのローターのスイッチも最大にした。
昇にビリッと衝撃が走る。
ドクドクと昇の精子が溢れ出す。
それをきれいに舐め取るが、ふとあることに気づく。
「昇、もしかして早漏なのかな?」
「早漏?」
いや、これまでも会話から昇にほとんど性知識がないのは分かっていたから答えが返ってくることは思っていない。
おれは先ほど物色していた棚の引き出しからコックリングを取り出し、昇に着けてやる。
昇のペニスの根元に黒いリングが光る。
「昇は胸だけじゃなく、こっちも鍛えないとね」
もともと尿道攻めは行うつもりだったのだ。
机に準備していた挿入用の棒を取り上げ昇に見せる。
「そ、それ、まさか…」
形状と俺の言葉からどこに何をされるのかわかったのだろう、今日一番の喚き声をあげるが俺はその声を無視し、ゆっくりと挿入していく。
射精した後だから抵抗はほとんどない。
昇も喚き声を喘ぎ声に変えている。
「あ、あああ、んぁん」
アナルのローターを引き抜き今この瞬間はペニスの快感だけをたっぷりと味あわせる。
棒をゆっくり、時間をかけて動かして行く。
射精して萎えたペニスもすぐに天を向き射精しようとするが根元のリングがそれを許さない。
昇は棒が動くごとに体が跳ね上がる。
美しかったピンクの竿は鬱血し、紅が増していた。
それでもそこに黒みは無く、灼熱の大地に咲く、汚れを知らない花弁のようでもあり、その先端から帯びる白い棒は雌しべにも見える。
「はぁ!・・離せぇ!・・・畜生・・」
昇から始めての反抗の声が上がる。
その声は今までの純真なものとは打って変わり、明らかに康夫に対して怒っているようだった。
包帯で拘束され、後孔にローターを突っ込まれ、乳首にニップルクリップを挟まれても素直だった昇ではあったが、放出した精を舐め取られ、コックリングを装着された辺りから疑心感は込上げてきた。
そして、尿道にカーテーテルと書かれた棒を差し込まれた今、
(この男は校医ではない?・・!)という事実にやっと気づいたのだ。
「い!やぁぁぁぁだぁぁぁぁ!!!!」
棒を立たせたペニ○を左右に振りながら、昇は今までにない程の雄叫びを上げていた。
「栗原昇、樋口康夫が校医じゃねーって気づいたみたいだな・・」
ディスプレーの光りを受けながら、遠野がぼそりと言う。
股間に蹲る校医の上下に動く頭が、白い壁面に黒い陰となって動いていた。
遠野には成人との趣味は無い。
それゆえに、視線は目の前の栗原昇のペ○スから離れることは無かった。
それはゲイビデオにスカウトされたノン気青年が、AVを観ながら男から口腔性交を受けるのと、どこか似ていた。
唾液で濡れ光った遠野自身を口から離すと、校医は面倒臭そうに言う。
「トラウマになると後が厄介だから、もう少し楽しんだら助けに行くか・・」
「地下行くのか?」
遠野は訝し気に校医に視線を落とす。
「樋口康夫は金持ってるからな・・今日は何人かと交わらせんだ。」
遠野は再び顔を沈める校医の頭を掴みながら、心では地下にいる五十嵐修を思っていた。