無法学園 15
「ああああああ〜っんっ」
部屋に入る前から聞こえてくる甲高い喘ぎ。
島田はゴクリと唾を飲みその部屋へ入る。
またマジックミラーでもあるのかと思っていたが、今度は仕切りも何も無かった。
目の前で全裸の中年たちが4人ほど固まっている。
それに挟まれるように小さな影が1つ。
島田はギョッとした。
その影の子は自分の脚くらいまでの身長しか無く…。
「あっ…あの子は…」
「小等部の2年ですね」
さらっと答える遠野。
島田は目を見開きその光景を焼き付ける。
小等部ももちろん売られているため、買えることは解っていた。
しかしこんな幼い子の痴態は動画ですらあまり見たことが無かった。しかも…
「可愛いね〜、すっごく可愛いね〜、大好きだよぉカズヤくん♪」
「カズヤくんはエッチな子だね〜オジサンたちのおちんちんを2本もいっぺんにくわえちゃうんだから♪」
そう、小さな小さなその身体。まだ青みがかっているお尻のそのアナには、中年の肉棒が2本刺さっているのだ。
「あああ〜っ、オジサンっもっと、もっと〜…」
可愛らしい高音で喘いでいる。
別の中年が口元にペ○スを近付けると、躊躇い無くそれを頬張るのだ。
「あ、あの子ももうすでに地下を経験してるのですか?」
「そうです…まあもともと父親から性的虐待は受けていたようで、ここではケアを中心にやりましたけどね」
「あんな子まで…」
「あの歳で、感じているかどうかは分かりません。射精はもちろん勃起もまだ確認できてないんですが…よくここまで乱れるようになりました」
そして島田は遠野に連れ出される。ここまで、と言うことらしい。
「正門までお送りします」と遠野と島田は連れ立って戻っていった。
「ま、こんな感じになります。きちんと更生できればまた学園生活に戻れるんですよ」
「なるほど…じゃあ修もあんな感じに…?」
「そうです、五十嵐もやっと調教が出来る。私も嬉しい限りですよ」
そして正門で遠野は島田と別れる。
「また、お待ちしています」
「ええ、ぜひ…」
島田は会釈し、学園を離れるのだった。
初めての、夢のような経験を思い出しながら。
そして、新たな欲望を胸に秘めながら…。
満足げな表情で車を爽快に飛ばしながら家路へ向かう島田。
途中、信号待ちで止まった交差点の角には古びた本屋があった…。
・・・・・・・・・・・・・・・
数日後。
その本屋のアルバイト店員はPCを眺めていた。
雇い主の老人は奥の自室でテレビ鑑賞中。こんな潰れかけた店には客もほとんど寄り付かない。
だから自分のノートPCでも持ち込んでなきゃあ暇で暇で仕方ないのだ。
頭をぼりぼりと掻きながら男が見ているサイト。それは夢包学園のページだった。
オタク仲間に誘われ、初めて会員になったのが大学に入ってすぐだった。
親の遺産で金はあった。
自他ともに認めるショタコンの男が初めて買った相手は小等部の4年生だった。
しかしいまいち満足できなかった。
精通がまだだったため、どんなに弄ってやっても反応が薄かったのだ。
結局は突っ込むだけ突っ込んで鳴かせて終わった。
だから次はもっと満足できる相手を買いたい…
ガラリ
「らっしゃいませー・・・」
珍しく客が入ってきた。しかも近くの小学校の生徒ではないか。
ここの小学校の制服は、男子は年中半ズボンなのだ。
「ワン〇ースどこにあんだ〜?」
「つーか、エロ本さがそーぜ、エロ本!」
「ばっかじゃねーのーw」
上級生か。性に興味を持つ年頃は可愛いすぎる。
その生足を見つめながら男は我慢できなくなってきた。
(よおし…また買うか…)
小等部6年のページを開くと、新着情報が書かれていた。
≪3組9番 栗原昇 … 精通確認。オ〇ニーも覚えました≫
(へぇ…こいつは覚えたてなのか…)
早速その生徒をクリックしてみる。表には他愛無いことが書かれているが…。
裏をクリックする。
「プライベート動画」という項目があった。
それは幼い少年が布団にもぐり、もぞもぞしている動画だった。
しかし布団の外からでもはっきりと分かる動き。
少年の手は股間に伸び、明らかに擦るように動いていた。
(こいつぁいいな)
男はためらわず購入ボタンを押すのだった。
今、目の前にいる小学生の子供たちと同じ年代の子をまた抱ける…興奮でいっぱいだった。
店を出て行く少年たちのプリッとした尻を見つめ、樋口康夫は銀縁の眼鏡を押さえた。
そして、口中にわき出る涎を"ジュルリ"と音を出して啜る…
“2人目か”…
伸びた前髪をかき上げながら、心中で呟く。
数カ月前、この組織に入会するまでは、康夫にその経験はなかった…
当然ながら女とも無ければ、金で買える男ともなかった。
康夫の対象はあくまでも、少年だけだったのだ。
それも康夫が最も引かれるのは、性に目覚めたばかりの、ほんの数カ月の期間限定の少年であることは、小4の少年を経験して分かっていた…
「プライベート動画」の少年はティシュボックスに手を伸ばしていた。
…2人目になる栗原昇…
康夫はレジ台に置かれたノートPCを見つめ、股間をチノパンの上から握り締めた。