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怪しげなリング
官能リレー小説 - 同性愛♂

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怪しげなリング 8

「ああ……」
マルジオとジェラルドは互いに顔を見合わせながらそう呟いた。
ジェラルドも同様の変化をしているらしく、男性自身からは高貴な湯気が立ち上っている。
マルジオは少し照れ臭くなりつつも、改めて周囲の状況を確認した。

「なあ… ジェラルド。 ウチの国に吸血コウモリっていたっけか?」
「いねーぜ」

「って、あれ! 何十匹いるんだよヤベェ!」
カラスよりも更に大きいくらいの吸血コウモリの大群が牙をむきマルジオとジェラルドに向かって押し寄せた。
しかも皆揃って男性自身目がけて噛んでこようとする。
「うわぁぁぁぁ! 来んなってばぁぁぁ!」
マルジオ達は絶叫した。
しかし、そんな叫び声などお構いなしといった感じで吸血コウモリ達が次々と襲ってくる。
「ひぃぃぃぃ!」「ぎゃぁぁ!」
男達は必死に逃げ回った。
水の中に腰を浸けて逃れようにも、この頃には水は全て蒸発し赤い魔方陣となっていた。
「畜生ォ!クソコウモリどもが! 血を吸いたきゃ吸えーッ!」
マルジオは赤い魔法陣の真ん中で半ば自暴自棄になり叫んだ。
そして、股間を突き出してみせた。
するとそれを見た吸血コウモリの一匹がマルジオの股間に飛びつく。
「くぅぉぉ!」
マルジオは歯を食い縛り目を瞑る。
吸血コウモリは男性のそれを軽く甘噛みした。
「ぐあっ!」
強烈な刺激がマルジオを襲う。出血しない程度の力で、しかし的確に敏感な部分を責めてくる。
「ぐぬっ…! こ、このコウモリ野郎! 調子に乗んじゃねぇぞ!」

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