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怪しげなリング
官能リレー小説 - 同性愛♂

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怪しげなリング 12

巻き付いていくそれは、無限に放出されているようで途切れることが無い。マルジオ達の肉体が少しずつ覆い隠されていく。
そして遂に、マルジオ達の肉体は完全に見えなくなってしまった。
こうなってしまえば黒い気球に青い袋が吊るされているようにしか見えない。誰が見ても、いや、包まれた本人達でさえ今の自分達の姿を想像出来ないであろう…。
水の魔力により包まれたマルジオ達、それはまるで蛹か繭のようであった。
「これはまさか、魔力の殻なのか…」
ジェラルドの推測通り、彼等の肉体は今まさに変化を遂げようとしている。それを外に居るジェラルドは見ることは出来ないが…。
ジェラルドは固唾を飲んでマルジオ達の変異を見守った。その時間は一瞬のようにも永遠のようにも感じられたが、実際には数分ほどで変化は終わったようである。
「…」
水の殻が割れていき、そしてその中から姿を現したのはやはり『水』の力を纏った新たな姿であった。
彼等の肉体にまとわりつく水のヴェールは薄く透き通っている。そのヴェールから透けて見えるペニスがビクンビクンと脈打ち、マルジオ達の興奮を現していた。
ジェラルドは驚きを隠せなかった。
マルジオ達の変化に驚いたことは言うまでもないが、それ以上にジェラルドを驚かせたのは水をまとうその姿があまりにもエロティックだったことだ。
ジェラルドは無意識のうちに喉をゴクリと鳴らしていた。
そして、既に痛いほど勃起していたペニスがジェラルドの意思に反して脈動を始めた。
「うっ!?」
ジェラルドは思わず呻き声を漏らしてしまった。そして、次の瞬間には射精に至ってしまう。


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