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聖水を浴びる者
官能リレー小説 - 同性愛♂

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聖水を浴びる者 8

呪文と共に合わさったそれが小刻みに振動を始めた。
内部の刺激にオークの男は腰が抜け、その場に尻餅をついてしまった。しかし、繋がった物は抜けることも外れることもなく微弱な振動をオークに与え続ける。
どのオークも事態に混乱し、立ち上がることも出来ない。
傭兵や冒険者の男たちも、同じように動けないでいる。
まさか野人の一人の「何かあったのか?」と誰何する言葉が、たまたま呪文として機能したとは誰も気づけないでいた。
泉の側に居たセジュとヨセフの隣り、白き筒が紫の光を放ち異常を知らせる。
英傑の神の祭具であるそれは、野人たちの儀式を助け、神の魔力を馴染ませる力しかなかった。
数千――数万の時を越え、今初めて神の意思を示す依り代として使われている。
「メ・センバ・ウマラ! ココミリット、セ・アルバ」
突然の神託に、セジュは驚きの声をあげる。
英傑の神曰く、魔力を受けた性具の一部が突然自立した。
周囲の精を無差別に集めている。これは善く無いことになりうる。――らしい。
この神具で触れれば、暴走し精をすすることは抑えられる。
聖水で動きを鈍らせられるので、頑張って欲しいと伝わってきた。
ヨセフを放っては置けないため、彼を抱えると神具と聖水を溜めた桶を担ぎ、町へと向かった。
神具といっても数千年前のもの、設計は古いし故障も出てくる。結局は人間の使う機械と変わらないのだ。
傭兵の中に分離した神具の一部はオークの尿道を激しく犯し始めていた。何人かのオークはそれを引き抜こうともがいているが、完全に奥にはまっているのでどうにもならなかった。
冒険者たちは神具の魔力に当てられ、腰が抜けたまま精液を噴き出している。
野人に邪魔される中、触手はグネグネと身を揺らし尿道を中から刺激する。
「ヲゴオオ゛ォッ! ダ、ダスンガ・ネバ……」
力だ抜けてしまい上手く引っ張れないでいると、睾丸に寄生する分身と根っこに絡みつく。
それ自体が性感帯みたいに変わってしまい、精液が作り出されていく。
背骨を駆け昇る快楽の電流に焼かれ、脳がショートしたように全身が痙攣している。
外からも肉棒に絡まれ、扱かれるたびに精液が搾り取られていった。
へコヘコと腰が勝手に前後し、誇りがズタズタに引き裂かれてしまう。
悔しさと快感の涙をこぼし、偉大なる野人が情けなく白い涙を撒き散らしていく。
対になる睾丸は奇妙な光を放ちながら、それを繋げる触手を伸ばしそして複雑に枝分かれをさせていく。
ムカデの足のように枝分かれしたそれは、尿道で繋がって逃げられないオークと傭兵目掛けて殺到していく。
「ガアァ!」

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