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聖水を浴びる者
官能リレー小説 - 同性愛♂

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聖水を浴びる者 4

泉の構造が脱ぎ捨てられた着衣を排除するように出来ているのだろうか?とにかく呪われた男達が全裸になるのに時間はかからなかった。

「やっぱり不自然ですよ。聖水の中にあんな呪われた物が落ちているなんて」
ローブの男が口を開いた。
沈黙が破られて若者はほっとする。
「呪われた物なら浄化されて消えるか、逆に聖水を汚染してしまうかする筈。あんな風に静かに均衡を保っていたなんて不自然だと思いませんか?」
男の言いたいことは分かる、目の前の惨状から呪物の力は強大だ。
聖水の加護の強さと比べ、見劣りしないのに反発していない。
今だって呪いが浄化されず効果を発揮しているのだ。
「推定。素材が神話級。半封印状態かも」
斥候が言い出したのは、あの白く輝く素材の話だ。
この泉のように何らかの神格の加護を受けた素材。
それで作られ、呪いの基を収めていたのならば。
「二つの力で封印してた。ってか?」
ありえなくはないだろう。何時からあるかは分からないが、さっきまで影響なくあったのだ。
そんな二つの物で封印されるようなものなら非常に危険なはずである。しかし、それの周りの男達は強烈に発情しているだけで特に健康状態には問題がないように見える。
「本当にあれは邪悪な呪いなのか?もしかしたら聖なる力でも呪いでもない全く別の何かなのかもしれない、だからこそ危険視して厳重に封じたとも考えられるぞ」
若者が自分なりにまとめた意見を言った。
「でしたら、こうも考えられます。聖神系の秩序から生まれた神ではなく、混沌の神の遺物。あるいは古き時代のマジナいとしての呪い。そして寄生生物の古代種、とかね?」
「一つ一つの可能性が強大。二人が影響される可能性も高い」
それぞれの意見を聞けば聞くほど、手に負える問題には思えない。
三人は目で合図をすると、一気に部屋から抜け出した。

一方の傭兵たちは、次々と入れ替わりに穴に突っ込んでいった。
太さも長さも違うペニスが穴に飲み込まれ、周囲に透明で薄いさらさらした液体を撒き散らす。
うっすらと紫色が透ける金玉を揺らし、欲望のままに腰を振る。
いつしか最初に気絶した傭兵であるトラノスも目を覚まして、起き上がる。だが、男達の数は多く二周目の挿入はまだまだ先のようだ。
トラノスの後ろには二番目の褐色肌の傭兵が巨大な肉剣をそそりたたせたままひっくり返っている。聖水に顔が沈んでいるのだが、どうやら窒息することはないらしく時たま浮いては白目をむいた顔で泡を噴いていた。

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