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聖水を浴びる者
官能リレー小説 - 同性愛♂

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聖水を浴びる者 21

もう一つの瓶にも雄汁を入れる。こちらの瓶は小さく、色も茶色かった。
そして、種をその中に入れてから蓋をする。
入れたのは先程の淫らな植物と似た種類の物の種だ。

スタンリーはその小瓶を片手に追跡を再開する。
その小瓶から小さな芽が伸びてくる。数センチほどで濃い緑の葉が付いている。
その芽が不自然に折れ曲がりある一点を差した。それは野人が逃げた方角だ。
スタンリーは芽の差す方向に走り始める。小瓶から伸びる草は野人に近づくにつれて成長し、卑猥な壷状の形になり始めた。
その小さな壷はまるでペニスを包み込もうとするかのように脈打っていた。
スタンリーはそこに自らの物を挿入してやりたい欲求にかられた。
恐らく相当に気持ち良いであろう。もし亜人の物がそこにはまりこめばと思うとスタンリーはいい気分になってきた。
スタンリーの卑猥な追跡が始まってから数分後、野人はあっさりと追い詰められていた。
自らが大量に残した子種を吸って強化された植物は常識はずれな力でトーバードの退路を断ってしまう。
トーバードははじめて焦りを感じた。
これが待ち伏せてるだけの植物もどきなら、先ほどのように少しの無理で突破は出来る。
だがこの人間は困ったことに、利用されて移動の為の足にされてしまっているのだ。
繁栄した種としての傲慢か植物を見下していたのかは判断できないが、永い時を生きた植物もどきを御せると思ったのだろうか。
事実トーバードの眼には伸びた蔓に寄生されている彼の片腕から心臓周りが、ありありと見えていたのだから。

宿敵だと信じている存在を追い詰めたと思ったスタンリーは、喜びと興奮でペニスを硬くいきり起たせていた。
壷状の器官を増やした草は野人を囲い、いつでもその中へと捕食できそうだ。
小さな壷が自らの物を包もうとしているが、自分なら大丈夫だろうし早く奴の無様な顔が見たかった。

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