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聖水を浴びる者
官能リレー小説 - 同性愛♂

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聖水を浴びる者 13

「セルバ、イネッ!」
野人は腰を落とすと、迎え撃つように構えを整えた。
男らを掌で捉えると、受け流すように水の中へ沈めていく。
浮かんできた者も、すぐに水ごと巻き上げられ流されてしまう。
小さく立った肉棒からは、水と筋肉に扱かれ精がほとばしった。
一人、また一人と浅瀬まで流されていき、残った者も野人のオーラに当てられ敗北ザーメンを放った。
洞窟の中に若者以外の動く影が無くなった頃、神子の尻孔に思いをはせ自らのペニスを扱いていた野人は、男たちに特濃の精を浴びせた。
濃縮されて黄ばんだ塊になっているそれは、奇妙なスライムみたいに男の肉体にこびりついた。
雄の臭いとフェロモンが山賊達をまた激しく勃起させ、背筋が反って腰が浮く。
彼等から垂れた精液とオークの特濃精液が水の中で混ざっていく。
野人の精と汗が混ざった水は、邪水ともいえる一種の毒となっていた。
そこに染み込んだ男たちの精により、彼らを獲物と判断した。
蠢く水が男たちに覆いかぶさると、その後ろの穴と短剣を飲み込み、ジュプジュプと絞り始めた。
「ひやあぁっ、ああ゛ぁっ! んぼおぉおぉっ!!」
体を仰け反らせ白濁を吐き出す山賊らを尻目に、野人の若者は食料を求め森へと歩みだした。
恐らくは尿道にもオークの精子が侵入しているのだろう、オークが洞窟を出る頃には先程とは違う甘い悲鳴が聞こえ始めた。

山賊の陣地なので人通りは少ない、オークは全裸のまま適当にその辺の果実をとった。
褌は山賊によって破られている、とりあえずは彼等の隠れ家である洞窟から何かを調達しなければと思う。
――ここで生活の場を整えたら、神子の孔か他種族の雌で童貞を卒業したいものだ。
数羽のウサギを撫でるように縊り殺し、水流で魚を巻き上げながら若者は未来に思いをはせていた。
太陽が森に隠れる頃。野人は洞窟へと食料を持ち帰り、葦の茎で下穿きを編み始めた。
奥の水場では、山賊たちが邪水に精を奪われながら金玉を腫らしていた。
薄く紫がかった金玉は跳ね回り、小さな蛇口からトロトロと白濁を漏らしていく。

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