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怪異の話
官能リレー小説 - 時代物

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怪異の話 2

そこにはいくつもの巨大花が咲いており、その中の全てに男達が全裸で閉じ込められている。
全員例外なく尻には黄色い花粉をつけた雄しべが挿入されているようで、肛門から黄色い汁を垂れ流しながら身動きできずにいた。
そんな状況にもかかわらず皆、性器を硬くして快楽に浸っているようだった。
男達の野太い喘ぎ声と淫らな雄しべが肛門を出入りする湿った音が響き渡り、異様な雰囲気に包まれている。
一人の男が野武士の玄吉に気付いたようだ。
「おぉ…お前さんも捕まったのかぁ…酷い負け戦に関わっちまったよなあ」
「全くだ…あの時、逃げずに敵に降伏してればこんなことにはならなかっただろうな…」
二人は顔を見合わせて苦笑した。
「まあ仕方ねえさ…俺たちゃ所詮寄せ集めだからな…それにどうせ死ぬなら女を抱いて死にたいってもんよ」
この男、小三郎も玄吉のように女の幻に惑わされてこうなったのだ。
「そうだな」
二人ともこの状況を受け入れつつあった。
ここでの生活は決して悪いものではない。少なくとも勝ち目のない無意味な戦に出るよりかは遥かにマシなのだ。
小三郎は玄吉に男根を見せつけるようにして、話し始める。
「あの戦で俺もお前も死にかけてただろ?でも今はこうして生きてるんだ。きっと神様が最後に良い思いさせてやるよって言ってくれてるんだよ」
「そうかも知れねえな」
「な?だから楽しまないと損だってことだよ」
そう言って小三郎は自慢げに自らの男根を揺らしてみせた。
「相変わらずデケエなお前のチンポは」
「へっへっへ、褒めても何も出ねえぞ?」
「別にそういうわけじゃねえけどよ…」
そう言いながら、玄吉は無意識のうちに自分の股間を手で覆っていた。
この淫らな空間では今更隠す必要もなかったのだが、長年染みついた癖というのはなかなか抜けないものである。
「おいおい、恥ずかしがるなって!お互い様だし気にする必要なんてねえんだぜ?」
小三郎は笑いながら言った。確かにその通りかもしれない。
この淫らな空間にいる限り、男達は理性を失い本能のままに生きるしかない。
羞恥心などとうの昔に捨て去ったはずだ。しかし、小三郎との再会によってその感情を思い出してしまった。
「そう…だな…」
玄吉は照れ臭そうな表情を浮かべながら、自分の股間を隠した手をどけた。
小三郎の視線がそこに注がれる。
小三郎の巨根に比べると少し見劣りするが、それでも十分に大きい。
亀頭は赤黒く、竿には太い血管が浮き出ている。玉袋も大きく、ずっしりとした重量感があった。
小三郎が名刀なら玄吉のは剛剣といったところだろうか。

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