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今日からお殿様!?
官能リレー小説 - 時代物

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今日からお殿様!? 7

そんな事に成っているとは露知らず。和馬は翌日旅籠で目を覚ました。
彼の隣では、彼にとって初恋の人である凛と、長年妹として共に暮らしてきた、乳兄妹の春菜が、全裸で布団に包まりながら、しどけなく横たわっていた。
(ううう・・・どうしよう・・・酔っていたとはいえ。凛さんと春菜に手を出しちゃうなんて・・・・)
和馬は半ば後悔しながら、同時に二人の美少女を相手に童貞を捨て、彼女たちを支配した事に対して優越感と感動を感じていた。
(それにしても、二人とも可愛かったな・・・)
和馬は昨夜の二人の痴態を思い出していた。
江戸の見物を終えた三人は、時間が遅く成ってしまった為、そのまま近くの旅籠に止まる事にした。
「さ!お兄様!!どうぞもう一杯!!」
「フフフ・・・和馬よ・・私の方もな!!」
夕食が終わり、そのまま寝ようと思っていた和馬の部屋に。二人の少女は酒瓶を持って同時に押しかけて来た。
「いや・・・悪いけどもう飲めないよ・・・」
元々それ程酒に強く無い和馬は、何度もそう言って断るのだがその度に。
「お兄様・・・春菜の持ってきたお酒が、お気に召さないのですか?」
義妹の春菜がそう言って悲しげな眼をすれば。
「和馬!!日本男児がそんな事でどうするか!!飲めないと言うなら私が無理やりにでも飲ませてやる!!」
そう言って凛は鋭い目で和馬を睨みつける。

 春菜は真っ赤になって一番先に酔いつぶれてしまった。
 安らかな寝息を立てて、すーすーと寝入っている。
 乱れた胸元から立ち上る甘い香り。着物の裾がはだけて、太ももが見え隠れしている。
 思わず顔を近づけて覗き込もうとすると、凛さんに阻まれた。
「こらっ! どこを見ている! こっちを向けっ!!」
「り…凛さん…すっかり酔っぱらってる…」
「ほらっ、もっと飲めっ!」
 トクトクトクトク…。
 仕方ない。僕は盃をぐいっと飲み干した。…頭がクラクラする。
「ぷは〜っ…。ううう…気持ち悪い…」
「ほらっ! もっと飲め! 注いでやる」
 僕が断ろうとしても凛さんは徳利を傾けて勝手に盃に注いでしまう。鏡がないからわからないが、顔が熱い。多分もう真っ赤だろう。
「い…いいかげんにしろっ! 僕は藩主だぞ?! 大体お前たちは本当にわかっているのか?! 藩主に向かってぞんざいな口を利くなっ!! 平伏しろっ!!!」
 思わず叫んでしまった。
 すると凛さんはびくっとして平伏した。
「も…申し訳ございませんでしたっ!! いくら幼なじみとはいえ…出過ぎた真似をいたしました!! このお叱りは如何様にもお受けいたします」
「いや…わかっていればいいんだ。これからはちゃんと敬語を使え。ほら、『親しき仲にも礼儀あり』ってやつだ」
「はは〜っ。平に、平にご容赦を…」
「…こほん。苦しゅうない。二人っきりの時なら以前のように喋ってもよい」
「本当ですか? 嬉しゅうございますっ!!」
 凛さんが突然抱きついてきた。
 むにゅっ…。
 おっぱいの感触が心地いい。
「和馬様…私…実は…ずっと以前から、お慕いもうしておりました…」
(えっ! ほ、本当っ?!)
 あの道場でみんなの憧れの的だった凛さんが僕のこと好きだったなんて…!!
 僕は思わず緊張でぶるぶると震えだした。
「実はご家老様から『今回の物見遊山の間に、和馬様に女の身体を教えて差し上げろ』と申しつかっております。春菜も同様です」
 凛さんが耳元で甘く囁いた。
「私の身体は和馬様の物です。どうぞお好きになさって下さい」
 そう言うと、凛さんは着ていた浴衣をはらりと脱ぎ捨てた。凛さんの美しい身体があらわになった…が。
「あれ? さらしと…ふんどし?」
「いやっ! 言わないで、恥ずかしい…」
 男装していた凛さんは胸にさらしを巻き、股間に男のような六尺褌を締め上げていたのだ!
 むっちりとしたお尻の割れ目にふんどしがぎりぎり食い込んで、凄い眺めだ。
 僕は思わず凛さんのお尻に顔を近づけた。荒い鼻息がお尻にかかるのか、お尻がかすかに震えていた。
「和馬様。脱がして…いただけますか?」
 後ろを向いてうつむきながら、凛さんは言った。

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