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吉原遊郭〜胡蝶亭艶聞〜
官能リレー小説 - 時代物

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吉原遊郭〜胡蝶亭艶聞〜 2

「ご主人様!お帰りなさいませ!」
「「「「「お帰りなさい!ご主人様!」」」」」
光次郎とお花が暖簾をくぐると、店の奥から何人もの美女や美少女達が我先に出て来て光次郎に跪く。
「ああ・・・」
光次郎は面白くも無さそうに肯くと、着ていた羽織を女に渡す。
「あの・・・ご主人様・・・彼女はどなたでしょうか?」
お花も光次郎と共に店に入るとスグに注目の的になった。
「新入りだ・・・飯を食せた後で風呂に入れておけ」
「はい、ご主人様・・・いらっしゃいお腹空いてるでしょう?」
命じられた女はお花の手を取ると、近くにいた下男に食事を用意するよう命じる。
「大吾!私の部屋に料理を持っておいで!」
「へい!紅葉姐さん」
紅葉の部屋に通されたお花は、故郷の村でも食べたことが無いほど豪勢な料理を食べさせられる。
食事を終えると、風呂に入れられ数人の女の手で全身をくまなく洗われ、全身の垢を落とされた。
その後すっかり旅の汚れを落とされたお花は、部屋に放り込まれた。
その部屋にはあらかじめ布団がひいてあり、お花は旅の疲れもあって、布団に入るとそのままスグに寝入ってしまう。
(眠っちゃたの・・・?)
どうやら旅の疲れとのせいで眠ってしまったようだ。お花は布団から起きようとして、自分の手が動かないことに気が付いた。
「え?」
どうやら縄で拘束されているようだ。
「やっとお目覚めか・・・」
男の声がしてそちらを振り向くと、薄暗い室内に光次郎が立っていた。
「やれやれこの状況で眠れるとはな・・・大したものだよ」
光次郎はお花を見下ろしながら優しく笑っている。だが、お花の目にはその笑顔がとてつもなく不吉な物に思えた。
「あ、あの旦那様・・・これはどういう事でしょうか・・・」
お花はこの状況に怯え混乱しながらも、光次郎に尋ねる。逆に光次郎は混乱するお花を見て楽しそうに笑う。
「フフフ・・・お花、君は今日から私の下で働いてもらう・・・だが、その前に君が私の物である事を教えてあげようと思ってね・・・」
「それはどういう、ヒン!」
光次郎の指がほとんど膨らみの無いお花の胸に触れ、平らな胸の上で小さく尖ったピンク色の乳首を捻る。
「ほう・・・敏感だな・・・将来は好い牝に育ちそうだ・・・」
「お・・・お願いです・・・やめてください・・・」
お花は光次郎に涙目で懇願する。
まだ十歳前後のお花は、性的な事についてほとんど知識は無い。
だが、女としての本能でこれからされる事が分かっているようだ。

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