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忍者の隠れ里
官能リレー小説 - 時代物

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忍者の隠れ里 16


それから、ひと月近くが過ぎた。
その間、亮鬼達は一生懸命に修行に励み、着々と実力をつけていった。
中でも一美の成長はめざましく、既に大人達に付いて実地の任務におもむく事も多々あった。
この村では十六、七で一人前とされるが、特に『これで見習い卒業』というような、明確な区切りがある訳ではない。
見習いでも優秀であれば一美のように大人同伴で任務におもむく事もある。
零鬼など、既に簡単な任務ならば和羽と魅羽と共に三人だけで任されている程だ(任務の際には夫婦で組む事が多い)。
こうなるともう事実上は一人前の忍者である。
ちなみに、一人前となっても、修行をしなくなる訳ではない。
集団で指導役に教わるというやり方はないが、修行自体は一生…現役の忍者を引退するまで続ける。
忍者は常に己を鍛えておく事が求められるのだ。
ちなみに亮鬼達夫婦の実力関係を図にて表すと…

一美>>越えられない壁>>亮鬼>千鳥≧華林≧楓>>越えられない壁>>成実

…という事になる。
特に成美の鈍くささは、どうしようも無い程だった。
元々運動神経が鈍い上に、巨乳の多い儀仁村でも『僅か十三歳にして村で二番目のでかさ』と言われているその爆乳が活動の邪魔になっているようだ。
ちなみに村一番は成美の母にして当年二十九のくノ一、成瀬(なるせ)である。
彼女の娘達は皆爆乳ぞろいだが、十六の時に産んだこの成美が一番でかい。
成瀬もやはり忍者としては鈍いが、その体を使っての“色仕掛け”にかけては他の追随を許さない。
ゆえに成美に忍者としての才能を見出すとすれば、恐らくその方面なのであろう。

華林と楓は五十歩百歩、ドングリの背比べといった所だ。
忍者としての基礎だけは出来ている。

その二人より少しだけデキるのが千鳥。
しかし、分野によっては華林、楓に劣るものもある。

亮鬼は一応、一美以外の妻達よりは実力は上だ。
夫として、また男子としての面目は、一応立っている。
一美は例外なのだ。

だがその一美も褥(寝床)の中では亮鬼に泣かされている。
まあ、これに関しては五人全員がそうなのだが…。

亮鬼は毎晩、五人の妻達を愛した。
それが儀仁村の男の義務であり、亮鬼自身そうしたかったからだ。
一つ年上で孕み腹(妻より身分が低い性欲処理奴隷)である楓も他の妻達と同等に扱い、妻達も何も言わなかった。
抱いた時の反応は皆それぞれだ。
華林はアンアンと可愛らしく喘ぎ、千鳥は自ら上になって腰を振る。
自慢の大きな乳房をだぶだぶ暴れさせながらヨガリ狂う成美に、狼鬼に仕込まれたのか、布団の中では普段とは打って変わって淫らになる楓、ほぼ無反応かと思いきや、良く見れば必死に快感に耐える一美…まさに様々であった。

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