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忍者の隠れ里
官能リレー小説 - 時代物

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忍者の隠れ里 12

「オォ…」
「チ○ポォ…ホシイヨォ…」
いつの間にか亮鬼の周りには淫雌達が集まって来ていた。
だが、亮鬼にはもはやそれを追い払う気力すら無くなっていた。
淫雌の一人が亮鬼に口付けした。
他の淫雌達も亮鬼の忍び装束を脱がし、勃起した陰茎を淫らな手付きでしごいたり、体中を愛撫し始める。
(…もう…どうでも良いや…好きにしてくれ…)
ついに淫雌の一人が亮鬼の腹の上にまたがり、陰茎は女陰に飲み込まれた。
「オォ〜…」
歓喜の呻き声を上げる淫雌。
年の頃十六、七の美しい女だった。
亮鬼の頭はますますボンヤリとして来て、自分の上で大きな乳房を揺らして喘ぐ淫雌をただボ〜ッと眺めていた。
(あぁ…逃げないと…殺される……でも…このまま死ぬのも…悪く無い…かな…)
亮鬼は犯されながら、だんだんとそういう風に考え始めた。
だが、その時である。

パァン!パァン!パァ〜ン!!

謎の破裂音が辺りに響き渡った。
亮鬼達の頭上で何かが爆発したらしい。
それと共に大量の粉塵が辺りに撒き散らされた。
それを吸い込んだ亮鬼は瞬く間に意識が戻って来たのを感じた。
「い…一体…?」
「やれやれ…だから言っただろう。この先は本当に危険だと…」
そこには零鬼、和羽、魅羽の三人の姿があった。
「た…助けてくれたのか…!?」
「話は後だ。この粉末は淫雌共を弱らせる効果があるが、時間は短い。すぐにこの地帯を抜け出すんだ」
見ると、さっきまで貪るように亮鬼の上で腰を振っていた淫雌が力無くグッタリしている。
他の淫雌達も同様だった。
「すまない!恩にきる!!」
亮鬼は自分の上の淫雌を退けようとした。
ところが、淫雌はグッタリしているのに女陰だけは万力のような力で亮鬼の陰茎を締め付けて離さない。
「ど…どうして…!?」
零鬼は言った。
「淫雌の女陰は魔羅(ぺ○ス)に喰らい付いたら中に精を出してやるまで離れん。だがこの場で交わっている暇は無いぞ」
「じゃあどうすれば…?」
「担いで逃げろ!」
「ひえ〜!!」
思わず情け無い声を漏らす亮鬼。
「非常時だ。仕方あるまい。お前のツレ共は俺達が引き受けた」
いつの間にか零鬼は華林と成美を小脇に抱えている。
そして和羽は千鳥を、魅羽は一美を両手で抱いていた。
皆それぞれの腕の中で熱に浮かされたように「ハァ…ハァ…」と息を荒げたままだ。
「女は粉末を吸ってもすぐには覚醒しない。後でお前が抱いて体の疼きを鎮めてやれ」
「分かった!何から何まで済まん!!」
「礼など要らん!行くぞ!!」
そう言うと零鬼達は走り出した。
亮鬼も後を追おうとして、ふと後ろの方を振り返った。
「アァ…リョウキ…カリン…」
最愛の姉であった淫雌の瞳に一筋の光る物が見えた。
「さよなら…姉さん…!!」
亮鬼は彩愛に別れを告げると、零鬼達の後を追って走り出した。
彼はもう振り返らなかった。

走りに走って森を抜け、八人が山頂へと続く道に出た時には、日は既に西に傾いていた。
「こりゃあ急がんと、本当に“種断ち”確定かも知れんな…フフフ」
零鬼は呑気に笑いながら言う。
「笑ってる場合かよ!!」
「なぁに…人間どんなに焦っても、なるようにしかならん。『今すべき事は、とにかく行動する事だ』とお前もさっき言っていたじゃないか」
「う…ま…まぁな…」
そしてついに山頂が見えて来た。
既に大半が辿り着いているようで、頂上から手を振っている。
その時、八人(うち四人は抱きかかえられている上に正気ではないので事実上四人)の前に二人の人影が立ちはだかった。
「あぁ!?あんたらは…!!」
狼鬼と楓である。
だが狼鬼の身にまとう雰囲気は、先程の人懐っこそうな優しい感じではなかった。
「なぁ〜んだ亮鬼ぃ、お前生きてたのかぁ…?せっかく俺様が地獄への道を教えてやったのによぉ…。ま、その様子じゃあ零鬼達に助けてもらったようだなぁ?」

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