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特戦児童 レンジャーボーイ
官能リレー小説 - ショタ

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特戦児童 レンジャーボーイ 5


一話 アプリ課金の代償


昨今、小学生にもスマホが珍しい事ではなくなり数年、企業も専用機種や児童向けサービスの拡充により持った方が関係各位の良好な関係が維持できると言う事である、キッツスマホにはアプリのインストールは大人がするようにしているしゲームも課金が生じないシステム……しかし小学生の好奇心は留まる事を知らない、それが取り返しがつかないと言う事態になる事も……。


「諒ぉ!どうして先に行くのぉ」
「おはよう……佳奈」
諒に話すのが隣に住む幼馴染の椎崎 佳奈……第二次性徴が昨年から始まってクラス一の巨乳、あの事件の時には僕の自宅を訪れた際に異常を察した佳奈の母親は直ぐに去りホームシェルターから通報……警察が手に負える案件ではないとして特務警察隊に通報、その時には既に連れ去らていた。
「どう?」
「義足や義手のリハビリは時間かかるって」
「じゃあ今日もウチに来て」
父と兄は忙しいのであの事件以降椎崎の家で過ごすのが多くなった。

母は何とか持ち直したが熱る体に苦しんでいる……これも因子によるモノであり、ナノマシンによる除去を進めているが……あの時から数ヶ月が経過し諒は既に初陣を済ませており近所にある空き家に潜んでいた亀形怪人と戦い空き家を全壊させたが行動不可に追い込むも因子暴発により強化形態に……これは人間に戻れない事を意味しており、諒は空き家にて捕まっていた小学生らを逃がす為に立ちふさがった所で父と兄の職場の面々が駆けつけて駆除された。
初陣としては少々不甲斐ない結果になったがこれでも上出来と隊長は褒めてくれたが諒としては悶々としている。そこに担任の先生が来て同級生らは席に着く。
「HR始めますよ〜〜」
連絡事項が伝える鏡 舞子先生……綺麗で生徒からも好感が持てる人であるのだ。
「……以上、あっ榎君は昼休みに社会科準備室へ」
時間割には5時間目は社会だ……副教材があるのだろう、みんなはそう思う。



「これが最近の状況、隣町の小学校でも失踪した児童が出たわ」
「……」
「キッツスマホは残されていた……そしてこのアプリが残っていたわ」
それは如何わしいアプリで洗脳アプリだ。

社会科準備室は巧妙に偽装されておりレンジャーボーイの秘密基地の一つであり、鏡先生は学生時代はレンジャーガールとして活躍、今は後進らの支援と言う事になっているのだが……本棚に隠されていたスクリーンに証拠品が投影している。
「洗脳って本当にできるんですか?」
「ええ、個人差があるけど大抵は効く……キッツスマホも高域音響が出来るから一般機と同じようにできるわね……知っての通りこれはキッツスマホには弾かれる筈だけど、一般スマホにあるQRコートを介せばダウンロードできるようになっていたわ」
諒も驚くがQRコートは支払いやチャージ機能も付与できるのでキッツスマホにも対応している。
「この洗脳アプリは使い過ぎると体で支払うようね、これは別件だけど偶々防犯目的で警備会社に記録された映像……」
鏡先生が操作すると映像が切り替わった
何処にでもある戸建てのリビング、供働きで祖父母とは離れて暮らしているのだろう……諒と同じ小学生男児と分かる少年がランドセルをソファーに置くなりキッツスマホを操作する。様子がおかしい事は分かる、スマホの画面に釘付けになっているのだ、恐らくアプリが作動しなくなったのか……そして数分後、キッツスマホを落とし、そのまま画面から消えた。そして玄関を撮影したカメラにはふらつきながら出ていく少年の姿を撮影、警備会社も念のために両親と警察に通報したが未だに行方知らずだ。
「アプリの製造元は?」
「もぬけの殻、直ぐに警察から私達に捜査権が委譲された……その後も増えている訳」
「次元犯罪者ですか?」
「そうね……この世界に人類救済教を齎した黒幕」

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