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転生しましたが体を売って生きてます。
官能リレー小説 - ショタ

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転生しましたが体を売って生きてます。 2

「そうだよ。ちなみにこっちの液体はスライムを駆除するための薬だって聞いてる。けど使い方は分かんねぇ、子供が触るなって近づいただけでげんこつ落とされたもんよぉ」

その時の事を思い出しながらリヒトは頭をさする。

「・・・持っていく?」
危険を回避するために持っていくかみんなで話し合うが結果としては持って行かないことになった。

「やめとこうぜ、これ結構重いし、それに俺らの目的は探検だからな!」

そう言って武器となる鉄の棒はそのままにしたが光源となるカンテラは3つすべて持ち出すことになった。

3つのカンテラのうち2つに火を入れ残り1つを予備として中に入っていく。
ぴちょん、ぴちょんと水滴が落ちる音や時折ドボドボドボと細い管から水路に水が流れる音が響く。
カンテラの頼りない光の中で後者の音を聞いた時は体がビクッとなったりお約束と言わんばかりの落ちてきた水滴が体に当たって悲鳴を上げたりとそんなことが起こりながらも笑いながら俺たちは先へ先へと進んでいた。

そしてどんどん進んでいった結果、俺たちはスライムが生息している場所まで来た。
水路にはクラゲのようにぷかぷかと浮いていたり、俺らが歩いている通路の上にも、でろーんと広がったスライムがいた。
スライムは俺たちに向かって来ることも無くじっとしているが周りを大量のスライムに囲まれているのは少し恐怖を感じてくる。

「こんだけいてもこれだけ大人しいんじゃ怖くもなんともないもんねぇ〜」

だが恐怖を感じないものもいる。
おもむろにリヒトがズボンを下してスライムに向けて小便をしだした。

「何してんだよ〜」
エッゾが笑いながらリヒトを咎めるがリヒトもどこ吹く風で小便がしたくなったからとさらりと流す。
それなら俺もと、テールも追従しズボンを下した。

だが小便をかけられたスライムたちは大人しいままではなかった。
俺たちに向かって襲い掛かって来たのだ。

だが小便途中の二人は上手く動けない。
結果としてリヒトとトールはフルチン状態となり、探検を終わることになった。

「で、帰り道ってどっちになるんだ?」

スライムの包囲から逃れるために取りあえず来た道の方へと走ったがここに来るまでに少なくない曲がり角を経ていたのだ。

つまり導き出される結論として俺たちは迷子になったという事。

その事実を前に落胆の色を隠せないリヒトとトール。
その手にはぐっしょりと濡れたズボンとパンツが握られている。
雑食のスライムといえどそんなにすぐに溶かされるという事は無いようだった。
だが水路に浸かっていた者もいるわけでさらにここの水路は下水である。
更に襲われたことで慌てた二人は自分自身の手でシミを大きくしたのもある。
取りあえずの方針としてここから近くの入り口を見つけることを優先することにした。
下水道は地下にあるため外よりも気温が低い。さらに日が傾いて夜になれば下半身が丸裸の二人にはさらに厳しいものになるだろう。
更にカンテラの燃料の事を自分たちは何も考えていなかった。
アウトドアのキャンプなど転生前でも十何年も前の話であるしそう言ったものの知識や経験が自分たちには圧倒的に足りていなかった。

すでにカンテラは予備に置いていた1つしかない状態で不安がどんどん膨れ上がっていく。

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