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転生しましたが体を売って生きてます。
官能リレー小説 - ショタ

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転生しましたが体を売って生きてます。 1

岩倉昇34歳、最近話題になっている煽り運転に巻き込まれ事故死となった。

そんな記憶があるのだが今の人生には関係ない。
朝の8時から仕事して夜の12時を過ぎるのが当たり前のブラック企業に行かなくていいのが最高である。
赤ん坊からのスタートなので母親のおっぱいをしゃぶるのも下の世話をされるのも慣れた。
というか慣れないと死ぬし、動けないからやってもらうしかないわけで、赤ん坊の緩い涙腺のお陰で簡単に泣けて親を呼ぶこともできるようになった。

そしてあっという間に月日は流れて俺は5歳になった。
転生した先は地球ではない別世界。いわゆる異世界転生で、ゲームで言う魔物もいるのだが。
5歳の子供がそんな魔物がいる場所に行けるわけもないし人と魔物のいる場所はきちんと住み分けられている。
たまに町はずれにはぐれが現れるぐらいでそれもすぐに専門の兵士の人たちがやって来て見ることが少ない。

だが5歳になると町の広場で棒切れを振り回してのチャンバラごっこには参加する事が出来て、大人が見守る中同年代の子たちと打ち合う。
そして年齢が上がるとそれは最低限の護身用の剣術になるのである。
そしてさらに3年が過ぎて俺が8歳になった時その事件は起きた。

「探検しに行こうぜ!」

それは同い年のリヒトからの誘いだった。

「探検ってどこに?」
首を傾げてどこに探検に行くのか聞いてみた、思い当るような場所が浮かばなかったからだ。

「地下水道!」
「下水道じゃん!」

地下水道とかっこよく言ったつもりだろうが町の下を流れる下水道の事である。
そしてその管理をするために街にはそこに向かうための入り口がある。
だがそこは普段人がいる場所ではないし、地下ゆえに真っ暗で湿気のため足が滑りやすく更に下水のため臭い。
しかもリヒトのような子供が入らないように入り口には鍵をかけてあるのが普通である。

リヒトはその言葉を待っていたかのように笑い、ズボンのポケットからソレを取り出し俺らに見せつけるように差し出してきた。

「ジャーン。鍵はあるもんね〜。親父の部屋からちょっくら借りてきたんだ。」

・・・それは普通、盗んできたという。
だが周りの反応は違う。探検という言葉でテンションが上がりさらにそこに行くためのカギが目の前にある。
転生している俺とは違い年相応の後先考えずの反応でそれを止めることはできなかった。
だが俺も行き先が下水という事でそれほど心配事は無いだろうと思ってしまったのだ。
もうここは日本ではない事を失念していたのである。

リヒトの持っている鍵で行ける入り口は広場から徒歩10分ほど歩いた場所にあった。
そして入り口の横には中に入る人のために用意された用具入れが置かれていて、それのカギも入り口を開くカギと同じもので開ける事が出来た。
中にはカンテラが3つと先が尖った鉄の棒と取扱注意と書かれた液体が入った容器が納められていた。

「この鉄の棒は何に使うんだろう?」

様との分からない鉄の棒に疑問をこぼしたテールに答えたのはリヒトではなくエッゾだった。

「母ちゃんから聞いたんだけど、ここには魔物のスライムがウヨウヨいるんだって」
「スライム!」
魔物がいるという事で驚きの声が上がるがエッゾは自分の知っていることを話していく。
「スライムはざっしょく?で何でも食べて水はきれいに保たれるんだって。でも増えるのも早いんだってだからこれはそのための武器だと思う」
エッゾの説明にさらにリヒトが補足を入れる。

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