恋愛暴走症候群 5
飛び掛かって来る奴の懐に潜り込み勢いを利用して肩に担ぐ。
見事な体捌きで担がれた方も何をされたのかわからずにキョトンとしていた。
担がれていることに気づいて足をばたつかせ始めるがこゆるぎもしていない。
牡鹿のトニーがそこにいた。
ここに入所しているため見栄えのする角は根本付近から切り落としていているがスラっとした細マッチョなメガネ男子のイケメン野郎だ。
「あと何人ぐらいだ?」
「大体5、6人ですね。今回のメインはこの子たちですし気づいた者はさっさと抜きにかかりました。ここを出ようと暴れた方も抜いてマシになった人に手伝てもらいましたから。」
頭の上で交わされる会話。中途半端に止められたせいで未だに股間は自己主張したまま上を向いている。
ただボーッと天井を眺めていた。
そんな僕の手を引っ張り入口の方へつれていかれた。
友達ももう一人の先輩に担がれたままだ。
たった数歩歩いた先では数人の中学生の先輩が体を重ね合わせている姿があった。
そこに自分と友達がまじる。
固いままのペニスを重ね合わせ肌を密着していく。
どちらともつかないうちに自然と腰が動き、互いが気持ち良くなるように行動していた。
「もっと腰振れよ!」
「そっちこそ、気持ち良くなって腰止まってんだよ!」
口論しながらそれでも体は動き、何時しか俺が受けで友達が責めになり上に跨がれて刺激を求めていた。
自分と友達の二人分の精子がお腹の上に出された。
「もう俺お婿に行けない」
目の前の友達があほなことをつぶやいているがすごく今は身も心もすっきりしていた。
「すごくすっきりするでしょ?それが発情期の性欲を解消できた時の解放感ですよ。ただまあ、1日だけですけどね。」
先輩たちがシャワー片手に俺らの様子を確認していく。
「今回君たちはガスとその後の行為で誘発されましたがもどきと発情期の個体では医療行為としての処理のレベルが違ってきますからね、ひどい方は自室にも搾精機が設置されて絞られるそうですよ。」
「まぁ、今晩から射精管理の記録が取られるってことを知っとけばいいぜ。」
そう口々に先輩たちの経験談を聞く。
その合間にシャワーで体に付いた精子を洗い流していく。