PiPi's World 投稿小説

恋愛暴走症候群
官能リレー小説 - ショタ

の最初へ
 -1
 1
の最後へ

恋愛暴走症候群 1

 恋愛暴走症候群。これは人間にはなく僕たちのような幼い獣人に多く発症する症状である。それは僕たち獣人には動物と同じように発情期が存在するからである。
 さて、恋愛暴走症候群とはどんなものかというと、好きな相手を自分のものにするために相手の後を着けたり(ストーカー行為)、相手の家を特定し無断で侵入を試みたり(住居不法侵入)、好きになった相手に下半身を露出する(わいせつ罪)、相手を襲い行為に及ぶ(強姦罪)、自分の他に狙っている人物がいた場合恫喝や暴行する(恐喝罪及び傷害致傷)等、発症すれば社会的に死ぬといわれるソレを僕は発症し自分の手に手錠がかけられ警察に連行されるところだ。
 玄関の前で母さんが泣き崩れている。
 
 「さあ、乗って。」
パトカーに乗って僕はその場を離れた。
そして僕は取調室にて取調べを受けていた。

「グービィ君、14歳で間違いないかな?」
「はい」
まずは名前と年齢、そして住んでいる住所の確認。
それが終われば今回の件について本格的な質問が飛んでくる。

「で、君が惚れた相手は○○さんだね?」
「はい、そうです」
「彼女の後をつけるようになったのはいつぐらいからか覚えていますか?」
「大体2週間ぐらい前です。」
「それで彼女の家の場所を知ったんだね?」
「はい」
「それで昨日も同じように彼女の家の近くで彼女が帰って来るのを監視していて、彼女が自分以外の男の子と楽しげに話しながら帰ってくる姿を目撃して凶行に及んだと」

僕は警察の取り調べに素直に応じ、取り調べはすぐに終わった。
そして病院に行って改めて恋愛暴走症候群だときちんと診断書が下りた僕はそれ専門の施設に入った。
 その施設は山の中腹にあり統廃合で廃校になった高校の校舎と学生寮をそのまま利用した施設である。
恋愛暴走症候群を発症し罪を犯したとはいえそれは未成年であり更に言えば15歳以下の子供が大半を占めるのである。
 『罪を償うのはもちろんだがそのために子供を隔離し社会復帰のための勉学の場は取り上げるべきではない』

 そのため昼までは一般的な学校での生活と変わりない。
 変わっているのは学校の勉強が終わってからの放課後からだ。

 復帰プログラムに沿って僕は暴走が起きないように訓練を行っていく。
そのために奥は山頂近くにある訓練施設にやってきて受付に生徒手帳を見せて受付を済ます。
訓練の日に来ないと学校と寮の二か所に放送で呼び出しがかかるのですごく恥ずかしい目で見られるのだ。

ではこの施設で行われることは何かといわれると一言でいえば射精する事である。
発情期になれば男はガンガン精子が量産されてソワソワしだすし、少しの刺激で勃起する事が出来る。
恋愛暴走症候群とは発情期に理性を捨てて本能のままに行動してしまう者の事なのである。
異性を好きになるのは罪ではない。だが法の下に社会が形成されてそこに本能のままに行動されると社会が乱れる。

では理性を捨てないようにするにはどうすればいいか?
答えはとてもシンプルでとにかく射精させて発散させることである。
僕の部屋に白衣を着た若い女医さんが入ってきた。
僕はその女医さんの顔が誰かに似てると思った。
「グービィ君ね。私はあなたがストーカー行為をした女性の姉よ。今日からあなたの担当になったの。よろしく。」
姉と聞いて僕はすぐ謝った。
「すいませんでした。」

SNSでこの小説を紹介

ショタの他のリレー小説

こちらから小説を探す