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ショータイム
官能リレー小説 - ショタ

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ショータイム 2

「緊張してるか?」
「えっ?」

司会者がステージを温めている間に魚沼君が僕に話しかけてきた。

「あ〜くそっ、心臓がバクバクいってら」
「・・・控室で服を脱いだ時に周りの人にいきなりしゃぶってもいいぞなんて言い出しておいて?」
「あれは・・・、照れ隠しって言うか手ぇ出してくれてたら済し崩し的に踏ん切りがついたんだけどな。はぁ、まさかこんなに変態が多いなんて。ただお前が居てくれてよかったあれだけの前で一人とか無理だ。恥ずかしくて普通に死ねる」

そう言って顔を逸らすが耳は赤かった。その姿を見て僕の緊張の糸が緩み、肩の力が抜けた。

「ぷっ、くくく」
「笑うなよ!」

「ごめん、ごめん。じゃあ一緒に死にに行こうか、征仁くん」

そう言って僕は彼に手を差し出した。

「・・・ありがとな、一馬」
歯科医院にある診察椅子に似ているけど足を広げた状態で両腕は伸ばしたままに固定する道具が付いている。そして椅子を固定する台座から延びるアームには幾多の器具……少し不安になるが座ると何時の間にか筋骨隆々で黒のビキニパンツに首には蝶ネクタイをした仮面を付けたお兄さん二人が居てタオルをはぎ取る。パンツは来る前におじさんが必ず穿く様に言われた白いブリーフ……小学校低学年まで使っていたけどママが見栄張ってボクサータイプに変えたから……魚沼君も同じくモノを穿いている。
「本日は新たなる踊り子である松竹 一馬君と魚沼 征二君……さて二人とも精通迎えているかな?」
「「!!」」
「この分だと迎えているか、ママの脱ぎたて下着があるからなぁ」
アシスタントのお兄さんがニヤニヤして器具を取りだす。
 これは打ち合わせ時にない演出なのだ。
 拘束され、大股開きの格好でキャスター付きのイスはキュルキュルと音を立てながらスポットライトに照らされてそれぞれオナニーマシーンの横に到着する。
 打ち合わせ時にはここに自ら歩いて来てタオルを外して司会者にパンツを下ろされる流れになっていた。
 だが、それだと余りにもつまらない。
 そもそもオナニーマシーンに彼らのソレを入れるにしても勃起させ、ローションを塗ってあげる必要がある。
 さらには、彼らが精通しているかどうかを見せる演出にもなり、一石二鳥ならぬ、一石三鳥なのだ。
 また、こうして不意打ち気味に始めると覚悟を決めたつもりの小学生の踊り子は、実にいい声で啼くことを大人たちは経験から知っているのだ。
 アシスタントの男たちは手に持った器具、バイブだがそれをいきなり押し付けるのではなく二人の顔の前でスイッチを入れて動かす。

「ど、どういうこと?さっきの説明と違うんだけど!」

 一馬君がそう叫んだので待ってましたと司会の男が発表する。

「はい、ではメインの前の前座ショーに移っていきたいと思います。踊り子の二人には”精通してるか確認しまショー”に参加してもらいます」

 パチパチパチパチ、会場からは拍手が送られアシスタントの男たちがそれに応えて頭を下げる。

「・・・そういうことかよ。」
 征仁君は自分たちが騙されたことを悟り歯噛みした。

 だがそんな反応は織り込み済みであるしすでに二人は開脚椅子に拘束されている。観客に見えやすいようにと角度を調節していく。この後のオナニーマシーンへの挿入時にはほぼ垂直になるので椅子と言うより磔台に近くなる。

「準備が出来たようなので早速行きましょー」

司会の男の宣言により二人のアシスタントが動き出した。

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