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ショタなペット【第二部】
官能リレー小説 - ショタ

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ショタなペット【第二部】 99

「お姉さま、プレイルームで何かしましょう。」
「そうね。」
香奈と美雪は立ち上がりプレイルームに向かう。百合宮家にはパーティー等で客人を招くことが多いので、プレイルームが用意されている。
「ビリヤードも良いけど……ダーツにしましょうか……」
「ええ。お姉さまが先行で。」
美雪は敢て後攻を選んだ。先攻逃げ切り型の戦い方は性に合わないと考えたのだ。
「良いわよ。」
香奈はそう言い
タタタン
いきなり150点をたたき出した。
しかし美雪も負けてはいない。
タタタン
「お姉さま、逆転ですよ。」
美雪に言われると香奈も
「う〜負けていられないわ。」
タタタン
「ふふ、再逆転。」
そんな調子で一進一退、そして
ダンッ
「あ……」
香奈が一本大きく的を外した。これがきっかけで美雪が勝った。
「はぁ〜……ミスって命取りね……」
香奈はそう呟いた。
「あの……お姉さま?」
落胆の色を隠せない香奈に美雪が話しかけようとするが香奈は
「もうひと勝負して。」
と言う。
「はい……。」
「あ、今度も遠慮しないで良いからね。」
と香奈は付け加える。
「はい。」
「で、先攻、後攻入れ替えない?」
「良いですよ。」
と第二回戦が始まった。
タタタン
「これで40点……」
美雪はまずまずのスタートであった。しかし
ヒュッ トスッ
ヒュッ トスッ
ヒュッ トスッ
香奈は慎重に投げ、100点を挙げる。
「逆転ね……」
トン トトン
トス トス 
トス タタン
ヒュッ トトン
激戦となったが、今度は後半一気に得点を重ねた香奈が圧勝した。
「お姉さま強いですね。」
美雪が言うと
「勝ちを譲ってくれてありがとう。合計点まで私に勝たせてくれたのね。」
と香奈は美雪に笑顔で言う。
「いえ、実力ですよ。」
と美雪が返すと
「じゃあ悪いけど、賞品の代わりに……和己君借りても良い?」
と香奈が言う。美雪は迷ったが
「日帰りでお出かけするくらいなら良いですよ。」
と応えた。

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