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ショタなペット【第二部】
官能リレー小説 - ショタ

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ショタなペット【第二部】 93

「かけ、ざる、たぬき、きつね、月見、かき揚げ、ちくわ天、山菜、ワカメ……小天丼セット……」
香奈はまた迷っている。結構優柔不断なのではなく、慣れていないことには踏み切れない一面があるのだ。それを見て美雪が
「お姉さま、何処で迷っていらっしゃるのですか?私がその片方を注文しますから。」
と言う。すると風花が
「私は決めたわ。」
と言い、続いて
「私も決めたよ。」
と言う。和己ももう決まったようだ。
「貴方達は何にしたの?」
と香奈が訊く。風花はかけ蕎麦と小天丼セット、優花はざる蕎麦に天ぷら盛り合わせ、和己はたぬき蕎麦であった。美雪は香奈に
「お姉さま、ちくわ天とかき揚げだったらどっちにします?」
と訊く。
「かき揚げね。」
香奈がそう答えると
「では私が山菜蕎麦を頼んでトッピングにワカメを入れてもらい、途中で交換しましょう。それで後は皆から少しずつもらえば良いのでは?」
「そうね。そうするわ。」
と言うことで5人がそれぞれ時々交換しながら食べることになった。マナーとしては褒められたものではないが、時にはこういったことがあっても良いと、全員が納得したのであった。

「ふぅ、ご馳走様。」
満足した顔を見せたのは香奈であった。
「お姉ちゃん如何だった?」
優花が風花に訊くと
「うん、たまには良いわね。」
と言う。和己も美雪も満足した様子で店を出る。
「ところで風花ちゃんはどんな食べ物がのが好きなのかしら?」
店を出た帰り道、美雪が問いかける。
「そうですね……肉類ですかね?」
「そうなんだ。お姉さまは如何です?」
今度は香奈に話を振る。すると香奈は
「そうねぇ……野菜を溶かしたようなポタージュとか、あとは変って言われるけどアスパラなんかが好きよ。そういう美雪ちゃんは?」
逆に美雪が問われる。
「優花ちゃんと同じで甘党です。」
「じゃあ和己君は如何なの?」
今度は優花が訊いた。
すると
「変って言われますけど、ゆずとか大葉とかパセリとかの匂いです。」
「それって食べものかしら?」
和己の答えに突っ込んだのは香奈である。風花が続けて
「少食の和己君らしいわ。」
と言った。それに対して
「でも、そういうのって食欲増進にはなるんじゃないかしら?」
と優花が言った。

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