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ショタなペット【第二部】
官能リレー小説 - ショタ

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ショタなペット【第二部】 87

「…(やっぱり、離婚はもう少し先が良いわね。美雪ちゃんを信じた方が良いわね。)」
和己の回答を聞き、お茶を飲みながら香奈は、離婚時期を美雪に任せる事に決めた。
「香奈さん、何でそんな事を話すんですか?」
「何時もの気紛れよ。気にしないで和己君。」
香奈の質問に気になった和己は尋ねるが、何時もの気紛れと香奈は答える。
「……」
パリパリ
和己は香奈が気紛れというと大した事ではないと考え、煎餅をかじる。
そこへ
「はぁ〜っ!結構良いお湯よ。夕飯の前に入ってきた方が良いわ。」
風花が戻ってきた。
「あら?そう。」
香奈が応えると
「もう露天なんか凄いのよ。絶景ってあんなのを言うのね〜。もう最高!」
都会暮らしが長い百合宮家にとってこういった癒しは毎年の恒例行事であるが、自然に触れる爽快感と開放感に「慣れる」と言うことはない様だ。
「じゃあ行こうか、美雪ちゃん。」
「はい、お姉さま。」
二人が立ち上がると
「あ、お風呂に行くんだ。」
優花も戻ってきた。
「あ、お帰りなさい優花さん。」
「ただいま。お姉ちゃん、和己君。」
優花はそう言って風花の向かいに腰を下ろし
「ね、3人で何かしない?暇だわ。」
と言った。夕飯までまだやや時間があるのだ。
和己、優花、風花が暇を持て余してる頃。
「やっぱり、離婚は美雪ちゃんに任せるわね。」
「お姉様、どうしたんです?いきなり。」
女湯で温泉に浸かっていると香奈は美雪に離婚は美雪に任せるのを伝える。
美雪は思いがけない事に驚く。自分の旦那を嫌い、直ぐにでも別れさせたがっていた香奈が、美雪に任せると言うのだ。
「大したことじゃないわ。和己くんがお父さんはどうでも良いと言ったからよ。」

香奈と美雪がお風呂から出てくつろいでいると
「お客様お食事の用意ができました。こちらで召し上がりますか?」
と部屋の外から声がした。
「ええ、そうするわ。持ってきてくださるかしら?」
香奈が応え
「かしこまりました。」
と声がした。

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