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ショタなペット【第二部】
官能リレー小説 - ショタ

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ショタなペット【第二部】 76

そして、二人が買い物に行っている頃。
「美雪ちゃん、暇ね。」
「お姉様、さっきからそればかりですよ。」
和己と優花がいなくなってから、香奈は暇だと愚痴をこぼしてばかりで美雪はそれを窘める。
「だって、事実じゃない。和己くんを可愛がりたいのに優花ったらさ〜」
窘められる香奈は和己を独占する優花に文句を言う。
香奈はこの様に子供じみた所があるのである。
「う〜ん……仕方ないわ。一緒にケーキでも作りましょう。」
「はい。」
二人はリムジンでデパートへ向かう。なんとスポンジから作ろうと言うことであった。時間ばかりが余ってしまい、その上和己も優花も居ない休日。二人はこうして時間を過ごしていた。

さて、一方で優花と和己は近くの駅ビルに入り、ディズニーショップでキーホルダー選びをしていた。
「ね、これどうかしら?」
「お姉ちゃんらしくて可愛くて……」
「あ〜ん!もうっなんて嬉しい事言ってくれるの?」
優花は何度となく和己を抱き締めた。
数店回り、小物を数点買うともうすぐ昼だ。
「ねえねえ、和己君?」
「はい?」
「あそこの御蕎麦屋さん行ってみない?」
優花は昼食を蕎麦屋でしようと言うのだ。
「え、僕初めてです。」
「私も、行ってみよう。」
「はい。」
二人は蕎麦屋初体験に向かった。もともと和己の母親はあまり和己に外食をさせなかった(無論和己の場合、家で蕎麦を食べたことは何度もある)。また優花のほうは外食は大体レストランであったこともあり、蕎麦屋は初体験であった。
ガラガラガラ
「こんにちは。」
「失礼します。」
「おう!いらっしゃい!」
ビクビクッ
元気な店主の声に驚く二人。
「いらっしゃいませ。こちらへどうぞ。」
店員に促がされメニューを見る。
「え〜と……きつねそばに卵入りで。」
「じゃあ僕は……かき揚げそばで。」
「はいかしこまりました〜。」
注文を終え、
「はあぁ〜っ」
と息をつく優花、かなり緊張していたようだ。
「はい、お姉ちゃんお水だよ。」
「ありがとう和己くん。」
疲れた和己は優花にお水を渡し優花はそれを飲み干す。
「キツネそばとかき揚げ蕎麦、お持ちしました。」
それからしばらくして店員がキツネそばとかき揚げそばを持って来た。
「「頂きます。」」
二人は箸をとり頂きますと言い食べ始める。
「美味しい。」
「本当ね。でも、すこし七味唐辛子いれるわね。」

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