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ショタなペット【第二部】
官能リレー小説 - ショタ

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ショタなペット【第二部】 65

メイド喫茶を出るともう3時近くになっていた。
「私と絵美姉さまは運営本部に戻るわ。」
優花が言うと
「ええ。行ってらっしゃい。」
と香奈は二人を見送る。
「絵美、楽しかったわよ。」
と風花が言い、和己も
「お疲れ様です。」
と二人に言った。
「さてと、今度は何処へ行こうかしら?」
香奈が言うと美雪が
「お姉さま、美術展に行きましょう。」
と言う。
「午前中に行ったじゃない。」
と香奈は言うが、
「さっきパンフレット貰ったんです。美術部OB、OGの美術展をやってるって。」
「へ〜え。美雪ちゃんそういうの好きそうね。」
香奈はそう言い
「じゃあ行きましょう。何処でやってるの?案内して。」
と美雪を促がした。

「う〜ん…心が晴れやかになったわぁ…」
美雪は満足した様子だが
「私には難しかったな……」
風花にはレベルが高すぎたようである。特に抽象画はちんぷんかんぷんだった。和己はそれなりに理解したようである。この辺の感性は和己が小さい頃から美雪が磨いてきていた。
「あ、香奈さん、占いがありますよ。」
和己は占いをやっている教室を見つけた。
「あら?本当ね。じゃあ和己君占ってもらっていらっしゃい。」
香奈に促がされ和己は占い館に入る。
「いらっしゃいませ…何を占いましょうか?」
「ええと……じゃあ僕の将来を。」
「はい……」
占い師は水晶玉の前でなにやら呪文を唱える。
「……見えてまいりました。貴方は……四つの強大なものに支配されている……。そのうち一つには特に魅力を感じている……。従えば幸福なれど逆らえば危険が舞い降りよう……。気をつけなされ……。」
(うわぁ四つって香奈さんとママ、風花さん、優花さんかな?…で…魅力を感じてるのって……)
和己が考えていると占い師は話を中断し
「如何された?」
と訊く。
「いえ……」
「不安がるでないぞ。未来は明るかろう。おぬしの思った道を進めば必ず幸せな未来となろうぞ。」
と占い師は締めくくる。
「はい。ありがとうございました。」
和己は占い館を出る。
「如何だった?」
美雪が訊いてくる。
「当たってた。でも未来は幸せだってさ。」
「あら、良かったわね。」
そう言ったのは香奈であった。

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