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ショタなペット【第二部】
官能リレー小説 - ショタ

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ショタなペット【第二部】 60

「ママ、香奈さん、僕なら大丈夫ですよ。昨日絵美さんには助けてもらったし何かしてあげたいです。」
そこへ和己が美雪と香奈に大丈夫と言い出し絵美に何か礼をしたいようである。
「和己。」
「和己くん、大人ね。」
息子の成長に喜ぶ美雪、和己の優しさに感心する香奈であった。

それを聞いた絵美は
「じゃあ私と手を繋いで。その反対側に優花ちゃんが手を繋いでいれば安心でしょ?」
と言う。
「え……は、はい。」
和己は絵美の左横に行った。絵美は和己の右手を、優花は和己の左手を取った。
「良いなぁ……」
と呟いたのは風花である。
「じゃあお姉ちゃん、代わってあげる。」
既に和己を手に入れたと思っている優花は余裕を見せた。
「そろそろ吹奏楽の演奏があるわね。」
パンフレットを見ながら絵美が言う。
「絵美姉さま、行きましょう。」
優花は乗り気のようだ。そして、
「私の居た頃はすごく上手かったけど、今はどうかしら?お手並み拝見ね。」
と風花も乗り気だ。昨日和己を捕まえた亜衣と美帆、そしてじゃがバターを買った屋台に居た京極美也子も吹奏楽団の一員である。風花は元部長だ。
パチパチパチ
「それでは第一曲目、ヴィヴァルディの四季より『春』です。」
部長の美也子がそう言い、演奏が始まった。美帆はバスーン、亜衣はパーカッション、美也子はコロネットであった。
♪♪♪・・・・・・
パチパチパチ……
「続きましては、カンタータ、土の歌より『大地讃頌』です。是非歌ってください。」
全員がこの演奏に心を洗われた様子で体育館を出た。
「凄かったですね。」
和己はかなり感心した様子だ。
「まぁまぁかしら。」
風花は以前、自分が部長だった頃の全盛期を知っているだけに辛口の講評である。
「まあ、風花従姉様、彼女達は彼女達なりに頑張っていたと思いますよ。」
と絵美が笑顔で言う。絵美が笑顔なのは、吹奏楽部の演奏で心がすっとしたことだけでなく和己の手を握っていることにも起因する。

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