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ショタなペット【第二部】
官能リレー小説 - ショタ

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ショタなペット【第二部】 54

「ふふふ、和己く〜ん。」
「風花さん……」
「むぅ………」
風花はリムジンに乗ると強引に和己の方に割り込み縫いぐるみを抱きしめる様に和己を抱っこする。
その為か優花は不機嫌で顔を河豚の様にふくらましていた。
何時もならば喧嘩でもしそうな雰囲気だが、最近風花に存外な態度だったので強く出れなかった。
(車の中とお風呂はお姉ちゃんに貸してあげよ。でも今夜は私が抱かせてもらうからね。)
優花は心の中でそう言うと
「ねえ和己君、今日はお姉ちゃんにお風呂入れてもらったら?」
と言う。
「え?」
「良いわね。和己君、私が綺麗にしてあげるからね。」
すると美雪が
「じゃあ夜は優花ちゃんと一緒に寝なさい。」
と言う。風花と優花に均衡を保たせたいのだ。
(やった!美雪さんナイスフォロー。和己君、今夜は寝かせないわよ……)
優花は美雪に感謝しながら今夜の事を楽しみにしていた。
(ねえ、美雪ちゃん。)
(何ですか、お姉さま?)
そこへ香奈が美雪に小声で話しかける。
(悪いわね。でも、あまり家の娘達を甘やかしちゃ駄目よ。)
(解ってます。でも、良い娘達ですね。)
美雪が娘達が喧嘩しない様に上手くフォローしてくれたのを香奈は感謝するが、その一方で甘やかすなと注意する。
娘達の和己依存が心配な様である。

「お待たせ致しました。到着です。」
「ありがと。」
香奈は運転手に礼を言うと車を降りる。
「お帰りなさいませ。」
メイドたちが礼をする。香奈は軽く挨拶を返しつつ、
「お風呂沸いてるかしら?」
と言う。
「はい。もうご用意しております。」
「じゃあ悪いけど早速入らせてもらうわ。」
香奈は早速入浴するようだ。風花は和己を抱えて部屋に行き、優花は美雪とともにダイニングに向かった。
「ねえ優花ちゃん、ちょっとお話しても良いかしら?」
美雪は優花に話しかける。
「はい。お義母様。」
「あのね、和己の事なんだけど。もう分ってると思うけど、風花ちゃんと貴方の間で和己はちょっと戸惑ってるの。」
「……はい…。すみません。」
「あ、責めてるわけじゃないのよ。特に貴方は和己の事とても考えてくれるからね。それに和己は貴方の事が好きみたい。」
「本当ですか?」
「だからね、和己と貴方と私と3人で一回話し合いをする機会を作りたいの。すぐって訳じゃないけど、考えて置いて。」
「はい。」

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