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ショタなペット【第二部】
官能リレー小説 - ショタ

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ショタなペット【第二部】 48

さて、和己を探す風花と絵美。
「……おかしいわね…後は施錠してあるから……」
「本当に施錠してあるの?」
「ええ……音楽室と資料室、実験室は施錠してあります。」
絵美は資料をみながら言う。と、そこへ
「お姉ちゃん?……と絵美姉さま?如何したんですか?」
と優花がやって来た。
「和己君が居ないの!」
「えぇ〜っ!?なんで目を離したのよ!!」
優花は怒る。
「優花…ごめん…」
風花は崩れ落ちる。そこへ絵美が
「もしかしたら鍵開けたのかしら?」
と言う。
「え?どういう事ですか?」
優花が訊く。絵美は空き教室で施錠していないところは全て探したことを話した。そうなると鍵を掛けた所の鍵を開けて、そのどこかに監禁されている可能性があるというのだ。音楽室、実験室、資料室は施錠してあるが、もしかしたらそこに居るかもしれない。
「私、学園祭運営本部に戻ってマスターキーを持って来るわ。」
絵美は走り出した。
優花は
「じゃあ私実験室見てきます。お姉ちゃんは資料室と音楽室に行って。」
「OK!」
三人は一斉に駆け出した。
パタパタパタ……
風花はまず音楽室に向かった。
「音楽室は閉まってるけど……」
出入り口から中を覗き、更に一旦外廊下を渡って非常階段から中を見る。死角になっているところも非常階段側から見れば大体見渡せる。
「いくら和己君が細いからってここには隠れられないわね……。メールしておこう。」
風花は絵美にメールを送った。
『音楽室にはいないみたい。これから資料室へ探しに行くわ。このメール、優花に転送しておいてね。風花。』
このメールを見た絵美は優花にメールを転送し、マスターキーを持って資料室へ向かった。
タタタタタ……
「はぁはぁ……実験室はこうすれば……よっと…」
「百合宮さん?」
優花は後ろから声を掛けられた。
「はい?あ、先生。」
「ここは先ほどから使用していますが、ここに何か用事ですか?」
「え?」
「マジックショーの種明かしを望む声があったので30分ほど前から使っています。」
「あ……そうですか…失礼しました……」
と、その時である。
ヴィーン
携帯電話が振動した。
「あ、絵美姉さまからだ。」
『音楽室にはいないみたい。これから資料室へ探しに行くわ。このメール、優花に転送しておいてね。風花。って風花さんからメール有り。これから資料室へ向かうわ。』
「資料室だったのね……」
優花は呟くと資料室へ向かって走り出した。
(和己君、もうちょっとで助けてあげるからね……頑張ってね…)
優花は途中絵美と合流、風花とほぼ同じくして資料室の前へ到着した。

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