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ショタなペット【第二部】
官能リレー小説 - ショタ

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ショタなペット【第二部】 4

「ふん…(何よ優花、和己くんを独り占めしちゃって、和己くんも和己くんよ。
少しは私の事を見なさいよ。)」
和己と優花のラブラブな雰囲気に風花は今にも和己に八つ当たりや優花に文句を言いそうな程、不機嫌であった。
「あらあら」
「……(困ったわ何も起きないで。)」
その一方で香奈は面白そうに傍観し美雪は食べながら何も起きないのを心の中で祈っていた。

「ご馳走様…今日講義早いから行くわね。」
「気を付けてね風花。」
「行ってらっしゃい風花さん。」
「気を付けてねお姉ちゃん。」
「いってらっ・・・・・」
和己と優花のイチャ付き振りに面白くない風花はいち早く食べ終えると鞄を持って大学へ向かった。
それをにこやかに送る香奈と美雪は見送るが、優花は勝ち誇ったように機嫌よく言うと、風花に行ってらっしゃいと言おうとする和己に抱き付き邪魔をする。
「あっ…優花さん……」
「ふふ、お姉ちゃんより私の方が良いんでしょ?」
「でも……」
困惑する和己に対し、更にくっ付こうとする優花。そこへ香奈が
「優花、時間は大丈夫なの?」
「あ、残念だけどそろそろね。」
優花は名残惜しそうに和己から離れる。そして、
「そうそう、和己君、お部屋の小説とコミックは追加しておいたからね。」(前作P19参照)
と言い、優花はカバンを持ち
「行って来ま〜す。」
とスカートを翻し出て行った。
「行ってらっしゃい。」

部屋に戻された和己は優花に用意された本を読みながら時間を過ごした。
「はぁ……今何時かな?…あ、もう3時か……」
とそこへ香奈と美雪がやってきた。
「お茶にしない?」
「お姉さまがたまには和己も一緒にって。」
「はい。すぐ行きます。」
和己は本にしおりを挟み、一緒にティータイムを過ごすことにした。
「今日はお姉さまが和己のためにってフォンダンショコラを作ってくださったわよ。」
美雪が言うと和己は、
「甘いもの大好きです。ありがとうございます!」
と大喜びで香奈に言う。
「男の子ってコーンスナックみたいのが好きだと思ったわ。」
「あ、それは私の育て方のせいかと……」
美雪はあまりスナック菓子等をおやつとして出さず、甘いものを時間を決めて出していた。その影響もあり、ファーストフードやスナック菓子は和己にとってある意味「希少価値の高いごちそう」であった。と、そこへ
「ただいま〜。」
優花が帰ってきた。

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