ショタなペット【第二部】 29
ちゅっ!!
「お姉ちゃん………」
優花にキスされて顔を真っ赤にする和己。
「今日は何時もの様にエッチしたいけど、明日があるから寝ましょう。」
「うん、寝ようお姉ちゃん。」
和己にキスして身体に火がついた優花だが、明日を考えて我慢することにした。
「おやすみお姉ちゃん。」
「おやすみ和己くん。」
そして、二人はベッドに行き就寝する。
「お姉ちゃん……」
和己は優花にくっ付いていく。
「和己君如何したの?」
優花が目を開けて訊く。
「くっ付いて寝ても良い?」
「良いよ。」
優花は優しい目をして和己を抱き寄せる。
(全くしょうがないわね……私の理性が持つかしら?)
優花は一晩自分の理性を保てるか心配になってしまった。
「お姉ちゃん…温かい…」
和己は目を閉じて呟いた。
「あらあら、ふあ〜(何だかんだで私もお腹一杯だから眠いわ。)」
そんな和己をみて優花も夕飯が効いたのか眠気に襲われて、眠った。
そして、次の日。
ピピピピピピピ
モーニングコールだ。
「んん……」
優花は目を擦りながら
「和己君起…えぇっ!?」
優花は「起きて」と言おうとしたが和己が強く優花に抱きついている。
「ちょ…ちょっと和己君?」
「…んぅ…お姉ちゃん……」
和己は目を開けたが優花に甘えてくる。
(か…可愛い…。これは反則よ…)
優花はどきりとしてしまった。
しかし優花は、
(駄目…我慢しなきゃ。)
と自分に言い聞かせ、
「朝ごはん食べに行くよ。着替えたらロビーにいらっしゃい。」
危うく和己を襲いそうになった優花は、和己に着替えて来る様言い、逃げるように部屋を出た。
(如何しちゃったんだろう?)
優花の慌て様に対し、和己は頭の上に「?」マークをつけていた。