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ショタなペット【第二部】
官能リレー小説 - ショタ

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ショタなペット【第二部】 24

金曜、
「ただいま〜。」
優花は制服を着替えると既に用意してあった旅行セットを持って和己の部屋に向かう。
「和己君、用意してある?」
「はい。用意してあります。」
「良かった。ママとお姉ちゃん、それから美雪さんには言ってあるから。行きましょう。」
優花は一刻も早く和己と二人きりになりたいようだ。
そして、軽い新婚旅行気分を味わいたかったようである。
「もう、空が真っ赤だな。でも、外に出るのは好きだな。」
外に出ると和巳は日が赤い事を感じる。
今でも半ば幽閉生活であるから、外に出られるのが嬉しい様である。
「ではこのお荷物はトランクで宜しいでしょうか?」
「そうね。」
百合宮家お抱えのリムジンで高速へ入る。金曜の夕方ともなると高速は混んでいるが、それを見越していた優花は和己と携帯ゲーム機で対戦したり、軽食を取ったりと時間を潰した。
「間もなくでございます。」
運転手が言うと、
「そう。ありがとう。じゃあ明日の夕方にお願いね。」
とチップを渡し、リムジンを帰した。
「チェックインするわよ。」
優花が言った。
「あ、はい。」
ホテルの荘厳さに見惚れていた和己は慌てて優花に向き直った。
「2人で予約していた百合宮です。」
「はい。かしこまりました。201号室ですね。こちらカードキーでございます。右手にエレベーターがございます。」
カウンターでカードキーを受けとり、ボーイに荷物を運んでもらう。
「ごゆっくりどうぞ。御用の際はこちらのお電話で何なりと。」
「ええ、ありがとう。」
ボーイが下がると
「はぁ〜っ!」
ベッドに仰向けに体を預ける優花。
「一休みしたらお夕飯に行こうか。」
「はい。」
「そんなに硬くならないで良いのよ。もっと楽にしたら?あ、もしかして今日じゃないほうが良かった?」
優花は体を起こしながらそう問う。
「いえ、そんなことはないです。」
「そう。」
優花は自分の左隣をポンポンと叩く。そこへ座れということだ。

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