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ショタなペット【第二部】
官能リレー小説 - ショタ

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ショタなペット【第二部】 20

「和己君。メリーゴーランドに行こうか。」
「はい。」
風花は和己の手を引く。
「ふふ。何だか小学生の頃に戻ったみたい。」
風花は満面の笑みで楽しんでいる。和己は不安な表情を浮かべるが、
「大丈夫よ。今度は普通に乗るからね。」
と和己を安心させた。

「楽しかったわね。」
風花は満足したようだ。
「はい。そうですね。」
和己も同調した。風花は
「あ、ソフトクリーム食べよう。」
また和己の手を引く。
「ちょ、ちょっと風花さん……」
「あ、ごめんね。」
あまりに急だった為危うく転びかける和己、風花はその手を上手く引き、転ばせないように助ける。
「ありがとうございます。」
「気をつけてね。」
風花はソフトクリーム売り場に行き
「和己君何にする?」
と聞く。
「ええと……」
「あ、お金はママからもらってるから大丈夫よ。」
「抹茶にします。」
「分ったわ。すみませ〜ん!ソフトクリームの抹茶とマロン一つずつください。」
ソフトクリームを受け取った二人は
「食べながら歩く分けには行かないわね。」
と風花が言うので手近なベンチに座る。この辺りは、風花が余りテーマパークに来ていないことを物語っている。
「和己君、次は何にしようか?」
と風花が言うと
「あれにしませんか?」
と和己は観覧車を指差した。
「え?良いの?」
「はい。今日の風花さんはいつもより優しいですから。」
和己の言葉に思わず恥ずかしくなる風花だが、その事は隠し、
「そうね。じゃあそのソフトクリーム食べ終わったら行きましょう。」
とだけ言った。
「はい。」
和己は笑顔で答えた。
(本当に和己君って可愛い……この子が弟だったらなぁ……)
ボーっと考えていると
「風花さん?」
和己が呼ぶ。
「え?」
「そろそろ行きませんか?」
「そうね。」
風花は立ち上がった。

「凄いわね……あんなところまで見える……」
「そうですね。」
二人乗りのゴンドラで風花と和己は外を眺める。
「ねえ、これ降りたらお昼にしない?」
「良いですよ。もうそんな時間ですか?」
「ええ。ホラ。」
風花は腕時計を見せる。もう12時になろうとしていた。
「和己君、何が食べたい?」
風花は和己の食べたいものを聞く。
「う〜ん……」
「じゃあマップ見て決めようか。」
風花は入り口で貰ったマップを和己に渡した。

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