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ショタなペット【第二部】
官能リレー小説 - ショタ

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ショタなペット【第二部】 112

「ありがとうございます。」
風花はそう言うと安堵した。
「さあ〜さあ〜お菓子とジュースを持って来たわよ。」
そこへ香奈がジュースと茶菓子を持ってやってきた。
「ふふふ、ママらしいわ。」
風花はふっと吹き出し笑いをする。
「ねえ、風花ちゃん。」
「はい?」
美雪が話しかける。
「風花ちゃんの大学の話聞きたいわ。」
「はい……今、文学部の2回生で、第二外国語はドイツ語……」
「そうじゃなくて、何か面白い話はないかって美雪ちゃんは聞いたんじゃないの?」
香奈が横から風花の話を遮る。
「……ええ、そのつもりでした……」
美雪はやや控えめに言う。
「そうですね……最近は和己君の事で頭が一杯で……あんまり大学には身が入っていないんです。」
風花は正直にそういう。すると
「……ごめんね……。余計な負担掛けさせちゃったわ……」
と美雪が言う。すると
「いえ……私のせいです……。和己君が来た時『この子苛めたい。絶対良い声で泣く』って思ってしまいました……」(第一部18参照)
と風花はやや俯き加減で言う。
「そんな暗い顔しないの。和己の事憎かった訳じゃないでしょ?」
と美雪は風花の肩を叩きながら言う。
「はい。」
風花はそう応える。そこへ
「あ、二人とも何飲む?」
と香奈が明るい声で訊く。
「お姉さまありがとうございます。じゃあ……オレンジジュースをください。風花ちゃんは?」
「え〜と……コーラが良いわ。」
二人にジュースを注ぐと
「私もコーラにしよう。」
と香奈が言う。
「お姉さま、私が注ぎますよ。手酌なんて…」
と美雪が手を出した。
「ありがと。」
香奈はグラスを差し出す。
「それにしても明日が日曜でよかったわ。」
風花が呟いた。
「ふふふ。そうね。」
香奈が笑顔で応える。
「お姉さま、これ開けて良いですか?」
「ええ。どうぞ。」
パジャマパーティーは深夜まで続いた。

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