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ショタなペット【第二部】
官能リレー小説 - ショタ

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ショタなペット【第二部】 111

「あら…?泣いてるの?」
優花は心配そうに言う。
「嬉しい……お姉ちゃんと…一緒になれるから……凄く…嬉しい……」
和己は優花の豊満な胸に頬ずりをし、その潤んだ瞳で優花を見上げた。
ドキッ!!
優花はその目を見て心臓が跳ねた。そして
「ちゅうぅ〜っ!!」
無意識の内に和己の唇を奪った。
「チュパッ…ちゅっ…んぅ…」
「んんっ…レロッ…」
唇に吸い付き、舌を入れ、唾液を交換し、二人はお互いの服に手を掛けた。
一方その頃。
「風花、これで良かったの?」
「ママ意地悪ね良いのよ和己君と結婚しなくても和己君の子供を作れるし結婚面倒だからね。」
風花が一人部屋でいると香奈が心配でやってきた。
「不器用な娘ね。」
そんな風花を香奈は優しくみつめていた。
つぅっ……
風花の頬を涙が伝う。
ぽろっ……
「うぅっ……」
「え?風花……」
滅多に泣くことのなかった風花が珍しく涙を流した。それは悲しみでも、感動でも、喜びでも、後悔でもない。風花自身も何故涙を流したか分からないのだ。
「風花……」
ぎゅっ!
香奈は風花を抱き締めた。そして
「今夜は美雪ちゃんと私と3人で一緒の部屋で寝ましょうか。今日は3人とも『お友達』で良いわよ。」
香奈はそう言って風花の頭をくしゃくしゃと撫でた。
「ママ……」
「ふふっ、さぁ行きましょう。」
ガチャ
「あ、お姉さま……と風花ちゃん?」
「今日は3人で寝ましょう。パジャマパーティーも悪くないわね。」
香奈がそう言うと、ベッドに腰掛けていた美雪は
(きっと優花ちゃんに告白したのね……。和己も大人になったわ……。優花ちゃん、ありがとう……)
と全てを察したようだった。そこへ
「失礼します。」
風花は美雪に寄り添うように座った。
「風花ちゃん?」
「美雪さん……今まで……ごめんなさい……」
風花は和己を苛めたことを深く謝ったのだ。
「もう忘れて良いわよ。」
美雪は優しくそう言い、風花を抱きしめた。

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