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ショタなペット【第二部】
官能リレー小説 - ショタ

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ショタなペット【第二部】 110

「ねえ和己君、私たちの事は気にしないで自分に素直になった方が良いわよ。」
湯船に二つの乳房を浮かせ、四肢を伸ばした風花が言う。珍しく優しい物言いである。
「……はい……」
和己は俯きながら応える。
「それにね、ママには美雪さんがいるし、私は結婚しなくても良いの。和己君が義弟になるのも悪くないわ。」
「……はい……」
「だからちゃんと告白しなさいね。優花に。」
最後に付け加えられた一言に和己は飛び上がった。
「そんなことで驚いて如何するのよ!頑張りなさい。」
風花はそう言うと、一足先に風呂をあがった。

「はぁ……」
入浴後自室で一人ため息をつく和己、とそこへ優花がやって来た。
「あ、優花さん……じゃなくてお姉ちゃん……」
「今夜は誰と寝るの?」
「……あの……優花お姉ちゃんと寝たい……」
和己が言うと
「そう。じゃあ用意してくるわね。」
和己はこのまま告白しようとしたのである。
「お姉ちゃん、待って。」
「どうしたの和己くん?」
寝る準備をしようとした優花を和己は引き止める優花は和己が何かを聞きたそうなのでたずねる。
「僕、優花お姉ちゃんと結婚します。」
「嬉しい、ありがとう私も和己くんが好きよ。」
和己は優花に告白すると優花は和己を抱き締め、この幸福を実感する。
「じゃあ和己君、後5年待ってね。」
ふと優花が言う。
「はい?」
「和己君が18歳になったら正式に結婚できるからね。」
「うん……ええと…なんて呼べば良いかな?」
和己は一瞬「お姉ちゃん」と呼びかけようとして優花にそう言う。すると優花は
「ずっと『お姉ちゃん』で良いよ。……あ、嫌かな?」
「ううん。じゃあお姉ちゃん……ずっと離さないからね。」
「ふふ。ありがとう。」
そういうと二人はまた強く抱きあった。
「僕……ずっと…お姉ちゃんが…好きだったよ…。今更気付くなんて遅過ぎるけど……」
和己は優花の胸に頬ずりしながら言う。
「……うん…」
「絵美さんの家でお姉ちゃんに会う前から……僕が小学校に入ったばっかりのあの時……いじめっ子をやっつけてくれた時から……大好きだったんだ……。『また逢いたい』ってずっと思ってた……」
和己はいつしか涙を流していた。

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