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ショタなペット【第二部】
官能リレー小説 - ショタ

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ショタなペット【第二部】 108

「美雪ちゃん、一人に絞れって和己君に難しいわよ。
それに私は風花も優花も和己君のお嫁さんにしたいからそれはきついわよ。」
成り行きを見守っていた香奈が美雪に意見してきた。
香奈は和己が百合宮家の婿になるならば一夫多妻でも良いと思っていたのである。
「はい?」
「だから和己君が私と美雪ちゃん、風花、優花の4人と結婚するの。一夫多妻でも良いじゃない。」
香奈はかなり無茶なことを言いだす。
「あの……戸籍上大変なことになりますし、婚姻届けが提出できませんよ。」
美雪が正論を言うが、
「じゃあ出さなくても良いんじゃない?」
「それでも複数と結婚すれば重婚罪になってしまいます。」
と話し合いが混乱状態になった。
「あのさ〜優花が和己君と結婚すれば良いんじゃない。私やママや美雪さんが結婚しなくても何とかなるんじゃない。」
そこへ風花が提案する。
「でも、風花さん…それじゃあ貴女は良いの?」
「良いんですよどうせ私、結婚に興味ないし和己君とは事実婚で大丈夫です。」
美雪は反対するが、風花は大丈夫と言う。
「う〜ん……私もそれで良いわ。」
そう言ったのは香奈である。
「お姉さま、急に方向転換しましたね。」
「だって私には美雪ちゃんがいるから。」
「……そうですか……」
しかしもう一つ問題が残っている。和己の意思である。
「で、和己は如何なの?」
と美雪が訊くが和己は
「……え……う……」
明確に答えられない。それもその筈で、気弱な彼がここで誰か一人を指名することなどできる訳が無かった。
「僕……皆と一緒に居たいです。」
和己がそう言うと美雪は
「『誰が好きなのか、一人に絞って』って言ったわよ。」
と返す。
「でも……僕はママも大好きだし……香奈さんも風花さんも優花さんも……大切な…家族だと思ってるから……」
和己は俯きながらも全員が大切な家族だという。それでも美雪は
「誰が一番か決めて頂戴。本当はママ、何て答えるか予想がついてるの。でも和己の口から言わないと駄目よ。」
と和己に言った。

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