家庭教師と生徒 4
それより、お姉ちゃん、タカシ君に色目を使わないでよ。
今は勉強に集中して欲しいんだから。
「先生、どうしました?」
「大した事じゃないから、大丈夫。それよりも分からない項目を書き出して。」
「は、はい。」
タカシ君の学校は授業の進み具合が早かったり、内容も難しい箇所を扱う事もあるようで、
「これ、普通なら高校でやる項目じゃない。」
「そ、そうなんですか?」
すると妙に体が火照ってきて、
「急にどうしたのかな?」
「ぼ、僕も・・・」
そのまま結菜は倒れてしまった。
「先生!どおしたの!」
すると、結菜の部屋のドアが少しだけ開いて結菜のママが手招きしながらタカシを呼んだ。
「タカシ君、こっちに来て。」
「おばさん、結菜先生が・・」
「分かってるわ。あの子は寝てるだけよ。それより、おばさんとセックスしない?」
結菜の母は二児の母とは思えぬ程、若々しく、
結菜にばれなければ大丈夫と一瞬思ってしまうのだが、
「(やっぱりそんな事出来ないよ。)」
すると結菜が目を覚まし、
「母さん、どうしたの?」
「ちょ、ちょっと様子を見に来ただけよ。」
結菜の母が去っていくと、タカシが、
「じ、実は・・・」
「そんな事があったの。それにしてもタカシ君、よく我慢出来たわね。」
「お、怒らないんですか?」
動揺しているタカシを抱き締めて、
「こんなに私を愛してくれるタカシ君を怒ったりしないわよ。」