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りゅう君調教日記
官能リレー小説 - ショタ

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りゅう君調教日記 9


水戸警部は頭を抱えていた。
捜索願が出された13歳の少女を探す内にあの場所を特定し令状を持って突入したのだが該当する少女は当施設におらず、押収した資料には数日前には居た事が復元したデータから判明したがそこから先が手詰まりとなっていて、おまけにその施設には大量の失踪者がおり全国のデータを取り寄せて身元の照合をしたりと多忙を極めている中、さらに仲間内からも突き上げを食らっていた。
資金の一部が頭にヤの付く自由業の方に流れていたのでその課の課長直々に嫌味を言われ、客には権力者たちがひしめいているので公安も目を付けていた巨悪であったらしい。
だが水戸警部の早期の突入でトカゲの尻尾切りよろしく全貌は闇に消えた。
しかも捕まえた男たちも数年で出てくるほどの刑で済みそうだという。
何らかの力が働いているのは明白であった。
だが警視庁の警部であってもその闇に立ち向かう事は出来ず、逆にその闇に葬られることになる。

ある朝、都内のあるごみ収集所に胸を撃たれ、死体として捨てられた水戸警部が発見されたのである。

あの施設から解放されてから3か月が経った。

りゅうは新たな場所で生活を始めようとしていた。
というのも、あの施設の事はニュースに昇り名前は伏せられてはいるが何人もの行方不明者が発見されたと発表された。しかしそれだけなら数日もすれば日々のニュースに埋もれて消えていくはずだった。
だがあの日突入してきたあの警部さんが殺害された状態で発見されたことで再熱。週刊誌が被害者であるりゅうの下を探り当てて来たのだ。
その考えなしの週刊誌のせいでご近所さんに噂され、学校でも身の置き場が無くなり親にも迷惑をかけていく。それが嫌で僕は家に引きこもった。
 そんな僕を両親は責めることなく守るために行動を起こした。夜逃げ同然のような引っ越しだったがあのまま引き籠ったままよりかは良かったと思うようにしている。

一方、水戸警部の無念を晴らさんとする密かな動きが起きていた。“必殺成敗人”という影の顔を持つ一団である。

政財界の大物の鳥居妖蔵が殺された。鳥居の死体の傍には必殺成敗人の仕業であることを知らしめる書置きがあった。これをきっかけに事態は大きく動いた。
鳥居の部下数人が警察に駆け込んで来て、彼らの自供により、誘拐・人身売買組織の全貌が明らかになったのだ。鳥居こそがその組織の首領だったのだ。
鳥居が暗殺されてすぐ、鳥居の部下たちは、暗闇の中で、必殺成敗人と名乗る者たちに、悪事の全てを明らかにするよう脅迫されたのだった。
こうして、いたいけな子供たちを誘拐して人身売買にかける悪の組織は壊滅し、組織の者たちは1人残らず逮捕された。また、政界や財界の関係者も数多く逮捕された。


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