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十一歳
官能リレー小説 - ショタ

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十一歳 1

私玲奈は、今三十七歳。
買い物から帰ると、息子の友人潤君十一歳が息子の部屋にいた。
「潤君、洋介は?」
潤君からは、少し生臭い臭いがした。
「洋介君なら、部活で遅くなるから、先に家で上がって待ってろって」
私はやはり臭いが気になり、息子の臭いじゃないのが凄く違和感を感じた。
潤君は雑誌を読んで暇を潰してたみたいだった。
「潤君何の雑誌見てるの?」
私はスッと覗き込んだ。
雑誌には、白人の金髪女性のヌードがデカデカと掲載されていた。
潤君は雑誌を置き、私の顔見た。
私は背筋が寒くなり、顔を伏せた。
「何?」
そう切り返すのが、精一杯だった。

「あのさあ」と潤君は言い立ち上がると、下半身のチャックを閉め、息子、洋介のベッドに腰を降ろした。床にはティッシュが転がっており、雑誌は開かれたままだった。
「何よ?」

潤君は、私に隣に座って聞いて欲しいと甘えて来た。私は渋々座る。
「洋介が羨ましい」
潤君の口から息子の名前を呼び捨てに聞くのは初めてだった。
「何で?」
「だって洋介のママ…玲奈カワイイもん」
私はさっきまで、白人の金髪女性のヌードを見ていた、少年の手にそっと触れていた。
それに玲奈とラストネームで呼ばれるのは、学生以来だ。
私は十一歳の少年に、簡単に呼び捨てにされ、別段悪く思わなかった。
『玲奈』って響きが心地良かった。息子の親友に親しみを持てたのが、単純に嬉しかったし、第一最近では自分でも忘れそうな気配だった。だから玲奈を呼び覚ましてくれたのが、嬉しかった。
私は機嫌を直し、肩をくっつけた。
「潤君の家ママはと゛うなの?」
「………」
潤君は黙り込み、私は気まずい雰囲気を作ったと思い、ムードを変えるために、話題を変えた。

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