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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う
官能リレー小説 - 年下

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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う 927

そんな大勢の人たちのお陰で、和彦さんや香澄…それにこのお屋敷に新たにやって来た僕なんかが守られていくってことなんだな…

だけどちょっと気になった…
「その人たちってやっぱり…全員女性なんですよね?…」

「もちろんですよ…涼香奥様の命で、その時働いていた男の方は全員クビになりましたからね…」

やっぱり以前は男の従業員もいたんだ…それを涼香さんが全員ばっさりとは、なんだか…

「よく恨みを買わなかったなぁ」
「相当の補償をしたそうですよ」
「そんなにする理由があったの?」
「私が雇われる前の話ですけど…従業員同士の揉め事が多くて、それに輪をかけたのがある男性従業員の乱暴だったと」

「乱暴?…」
「ええ…性的な意味での乱暴みたいです…」

そういうことか…
幾らこんなに広い屋敷内とはいえ一つ屋根の下に男女が一緒に暮らすと、そういうことも起きるのかもしれないよな…

「当時奥様は、男女のそういうことには関しては至って寛大でいらしたようなんですが、流石にそういう乱暴は許せなかったんじゃないかしら?…」

だから男を排除するしかなかったと…その従業員に非があったのならやむを得ない処置だったのだろう。

「被害にあったのはメイドの1人で、その後すぐに辞めてしまったそうです」
「私やソフィアが採用されたのはそのちょっと後だね」

杏さんや桜ちゃんならその事件を知っているってことか…
機会があれば聞いてみようかな…

「僕はてっきり和彦さんがこうしたのかと思っていたよ…」
和彦さんにとって今のこの状態は、正にハーレム状態だもんね。

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