PiPi's World 投稿小説

ほんの少しの勇気で人生って変わると思う
官能リレー小説 - 年下

の最初へ
 897
 899
の最後へ

ほんの少しの勇気で人生って変わると思う 899

「ええ…前の旦那との時はあんなに努力しても出来なかったのに、多分彼とは初めての夜に身篭ったのよ…」
「それって、前の旦那さんの方に問題があったのでは?…」
「今思うとそうかもしれない…最近の不妊の原因の半分近くは、男性側の精子にあるみたいだものね。」

弥生さんを虐めていた旦那の親に聞かせてやりたいよな…
子供が出来なかった原因は弥生さんじゃなくて、お前らが溺愛する息子の方にあったんだぞ!って…

2人目の旦那さんとの間に椿ちゃんをもうけ幸せに暮らしていた弥生さんだが、その旦那さんは病気でこの世を去ってしまう。
夫婦で順調に営んでいた店は閉めざるを得ず、この先をどうするか考えていた頃、弥生さんは和彦さんと偶然にも再会する。

「それでここの専属料理人になったんですね」
「青山くんには感謝してるわ」

「弥生さんとお父様の間に…恋愛感情は無かったんですか?…」
おっと香澄…凄いこと聞くなぁ;…
まあ僕も気になることではあるんだけど…

「それゃあ和彦くんは魅力的な男性だは…頭は切れるし見た目だってカッコイイし…」
うん、和彦さんは男の僕から見たって憧れの存在ではあるよな…

「彼にはすでに奥様がいたから…別れた今でもそんな感情はわかない。それに、完璧すぎる人はタイプじゃない、かな」
「へぇ…」
弥生さんは僕に小さくウインクする。
…気に入られた理由は…何と無く理解してしまった。

「いろいろ遠回りになったけど、後悔は不思議としてないんだよ」

「今の生活に満足しているってことですよね?…」
「それはもう…毎日充実しているもの…」

それを聞いて安心してしまう…
やっぱり弥生さんには、誰よりも幸せになって欲しいもんな…

「今は…付き合っている男性とかはいないんですか?…」

SNSでこの小説を紹介

年下の他のリレー小説

こちらから小説を探す