ほんの少しの勇気で人生って変わると思う 875
こういう姿は全く17歳の少女と何ら変わらないんだね…
なんだかちょっと安心するよな…
「それでは私は失礼しますね…せっかくのご家族の時間をお邪魔してしまって、返って申し訳ございませんでした…」
「そんなこと無いは…茜さんの作ったケーキなら何時でも感激よぉ…」
香澄は長い舌を頬に伸ばし、着いたクリームをペロッと舐め取った…
僕と香澄が食べ終わったタイミングを見て、茜ちゃんは食器を持って部屋を出て行く。
「美味しかった、またお願いね〜」
「はい〜」
「ふう…運動しなきゃって言った側からですね」
「香澄は今のままで大丈夫だよ」
「匠さんは最近の私の身体見てないから、そんなこと言ってくれるんですよぉ…」
そう言われるとそれもそうだ、香澄とは暫くヤッて無いからな…
「まあそれほど気にすることも無いんじゃないかな?…僕なんてもっと酷いよ;…」
ワイシャツの上から腹の肉を摘んで見せる…
「クス…そんなんじゃ分かりませんよぉ…ちゃんと脱いで見せてくだぁさいなぁ…」
香澄は僕の脇腹をツンツンと指でつつきながらニヤリと笑う。
「そんなもの見たって何の得にもならないよ…」
「匠さんのすべてを見られるのは私だけですから」
…うーん
香澄はリモコンでチャンネルを変えながらこちらを向き微笑む。
「あっ…ふふっ」
「どうしたんだよ」
「いくら匠さんのお腹が出てきたとは言っても、こうではないですよね〜」
テレビ画面には突き出たお腹をポンポン叩いて気合を入れる力士の姿。
「この人たちは違うでしょ…」
香澄のおふざけに苦笑する僕のシャツの釦を外しはじめる香澄…
おいおい…ホントに見るつもりなのかよ;
まあ香澄もトップレスなことだし、構いはしませんけどね…
「なんだぁ全然言うほどじゃありませんよぉ〜、匠さんの身体は会った時とそう変わりませんってぇ…」
はい…あの時からそう自慢出来る身体はしていませんから;