ほんの少しの勇気で人生って変わると思う 853
「ちゃんと知ってるさ〜沙織ちゃんは誰よりも素敵だってさぁ!」
軽くウィンクして見せ、沙織ちゃんが覆った両手を左右に開く…
「もぉお〜匠さんは口が上手いんだからぁ〜」
頬を膨らます沙織ちゃんではあるが、開かれた両膝を閉じることは無かった…
パンツの上からでも膨らみは大きくなっているのを確認できる。
「沙織ちゃん、沙織ちゃんのおかげで、ここまでになったよ」
「わぁ…頑張った甲斐がありましたね!」
「これでデータは取れるかな?」
「はい…ありがとうございますっ!」
沙織ちゃんは目じりに涙をためながら、最高の笑顔を見せた。
壁際に立たされ、デジカメでその姿を撮られる…
そうと分かっていても、なんだかな;…
この画像が他に漏れないことを祈るよ;
と、突然にドアが開く…
「あらぁ朝から仕事ぉ?…」
ヤベェ;…
僕は慌てて背を向け、勃ったソコを隠す;…
「ふふっ、今更隠すことないじゃん、匠くんのそういう姿は何度と見てきたんだからさあ」
「美月さん…」
ニコニコ笑いながら部屋に入ってくる美月ちゃん。
この子は僕と同い年だから壁もなく気軽に話が出来るんだけど。
「昨日言ってたデータの奴だね」
「ええ…」
「沙織も負けず嫌いだね、なんとしても企画を押し通したいが為に匠くんと朝早くからね」
「それは当然だよぉ、せっかく任された仕事なんだからさぁ」
偉いよ沙織ちゃん…
だけどちゃんと服を整えなくちゃ、美月ちゃんにバレちゃうでしょ;
「流石沙織だよね…後輩ながら見習わなくちゃって何時も思うよ…ねっ、匠くんもそう思うでしょ?…」